映画「タイピスト!」あらすじネタバレ。実話原作?ネイルやファッションも注目

AmazonのPrimeVideoでフランス映画「タイピスト!」という作品を観ました!
フランス映画はおしゃれで素敵なイメージがありますが、この作品もとても素敵でした。
あらすじと感想、実話やファッションについて書いてみました。


Amazonプライム会員の方はPrimeVideoで「タイピスト!」全編を追加料金なしで視聴できます。

映画データ

【監督】レジス・ロワンサル

【脚本】レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパン

【出演】ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ、ショーン・ベンソン他

【音楽】ロブ、エマニュエル・ドルランド

あらすじ

1958年。
フランスの田舎町から都会に憧れて秘書職に応募したローズ・パンフィルは、得意のタイピングを披露してルイ・エシャールの保険代理店に仮採用されるも、一週間でクビに。
しかしエシャールはローズのタイピングの才能に目をつけ、タイピング大会出場を条件にローズを正式採用すると言う。
田舎へ帰れば親の決めた相手と結婚しなくてはならないローズは大会に出場するが、我流の一本指打鍵で惜しくも敗退。
ローズとエシャールはタイピングの特訓を始め、次の地方大会に優勝。
小さな田舎町で有名人になったローズは、さらにフランス大会、アメリカでの世界大会の優勝を目指す。

キャスト

ルイ・エシャール(ロマン・デュリス)

保険代理店の経営者。
コーチとしてローズを指導する。
戦争で戦友を亡くした経験があり、人助けをすることを喜びにしている。

ローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)

田舎町の雑貨店の娘。
親の決めた縁談と田舎から逃れるためルイの保険代理店で秘書の面接を受ける。
タイプライターの早打ちが得意で、ルイとともに世界大会を目指す。

マリー・テイラー(ベレニス・ベジョ)

ルイの幼馴染で元恋人。
戦争に行ったルイと別れてボブと結婚し、幸せな家庭を築いている。
ピアノが得意でローズをサポートする。

ボブ・テイラー(ショーン・ベンソン)

ルイの友人であり、マリーの夫。
元アメリカ軍人でビジネスの才能がある。
賭けが好きな明るい男性。

実話が元になった?原作は?

映画「タイピスト!」は実話が元になった作品という説があります。

タイピングの早打ち大会があったのは事実で、フランスでドキュメンタリー番組が放送されたことがあったようですが、ローズのモデルになった女性や、ストーリーの元になった実話というのはなかったようです。

原作の小説なども特になく、脚本も、監督のレジス・ロワンサル他によって書かれています。

ファッションや小物が気になる

タイプライター「ポピュレール」を宣伝するローズ

フランス映画は多くは観ていないのですが、「タイピスト!」を含めて、どの作品も衣装がかわいらしく洗練されている印象がありました。

ドレスや靴も可愛らしいのですが、部屋の壁紙や雑貨などインテリアも、落ち着いた色調だけどカラフルで素敵です。

主人公のローズは田舎娘という設定なので、フランスでは「垢抜けないファッション」の設定なのだと思うのですが、それがかえって可愛いというのもフランスならではなのかも。

劇中の衣装デザインを担当したシャルロット・ダヴィットは、ローズ役のデボラ・フランソワと相談しながら衣装を作っていたそうです。

可愛いといえば、ルイの車もコロンとしてて可愛いんですよね。
「タイピスト!」を観て気になった方もたくさんいたようです。

パナール・ディナZ

フランスの古参自動車メーカー「パナール」のディナZという車だそうです。
日本にも輸入されていたとか!
こんな車が街なかを走ってたら注目しちゃいます。

感想

キーの色に合わせたネイルがかわいい

タイピングって事務職のイメージでしたが、特訓メニューにランニングが入ってて「え?」ってなりました。
持久力UPのため?背中や肩が凝るので、筋肉はあったほうがいいのかな。
世界トップレベルに行くには体づくりも大事ってことかなと一人納得。

ルイのストイックなコーチっぷりがかっこよく、冷たいようでいて実は細やかで優しいところも素敵です。
こんなコーチいたら絶対ほれる。

全体的なストーリーは田舎娘のサクセスストーリーです。
手に汗握るタイピングコンテストの様子も気になりつつ観ていたのですが、さらにハラハラするのはフランスの女性の気の強さ。

ローズがルイの父親に向かって「価値観が歪んでるのよ」みたいなことを言うシーンがあるのですが、会ったばかりの、しかも地位のある年配の男性に向かって20代の女性が言うセリフじゃない…と、観てるこちらがビビってしまいました。

年配のご夫婦が自分たちの恋愛時代を語ったり、ルイが料理をしていると田舎出身のローズが「すすんでる」と評価するなど、日本よりもずいぶん早くからオープンで対等な男女関係が普通だったのかなと思いました。

ローズの父親が、自分の決めた若者と結婚しないローズに苛つきつつも、「親の言うこと聞かんのやったら勘当や」とか言わないところもいい。

タイピングしか取り柄がない、とビクビクしているローズに比べて、ルイの幼馴染マリーは大人の落ち着きがあってかっこよかったです。
ルイと結婚しなかったこと、家庭に入ったことなど、戦争や周囲の状況のせいにせず「自分で選択した」と言い切る潔さも素敵だなと思います。

一方のルイは戦争を理由にマリーと別れたり、ローズの幸せのためと身を引こうとしたり、いつも一歩退いている感じ。
戦争で生き残ることで、生きていることに罪悪感を感じるのは「紅の豚」のポルコもそうでしたけど、ルイも「自分だけ幸せになってはいけない」と思って生きていたのかな。

全体のストーリーはハッピーですが、いろいろ考えるところのある作品だなと思います。

結末ネタバレ

地方大会で敗退したローズは下宿を引き払って田舎へ帰るつもりだったが、ルイは自分の家に住み込みで特訓をするよう提案。

一本指タイピングから十本指タイピングへの矯正、文学作品で文体練習、ランニングにピアノ、訓練の毎日。
保険代理店の秘書をしながらローズはタイピングの腕を上げていく。

地方大会で圧勝しフランス大会優勝を目指すローズは、厳しく指導されながらもルイの優しさに気づき心惹かれるように。

フランス大会前夜、魅惑的なドレスに身を包んだローズはルイと結ばれ、大会では見事優勝を果たす。
しかしローズをアメリカ世界大会で優勝させるために、自分は身を引くべきと考えたルイはローズのもとを去ってしまう。

タイプライターのジャピー社をスポンサーにつけたローズは、新製品のタイプライターの売り込みにも一役買って一躍有名人になる。
華やかな生活をしながらも、世界大会への緊張と不安に揺れるローズ。

一方のルイはローズへの想いを抑えつけようとするが次第に行き詰まってしまい、ついに幼馴染のマリーに不安を吐露する。

世界大会の当日、決勝に進出したもののプレッシャーで舞台裏へ逃げ込んだローズの前にルイが現れる。

人助けをすることが喜びだと思いこんでいた。
君に僕が必要なんじゃない、僕に君が必要だ。
愛している。

ようやく聞けたルイからの愛の言葉に自信を取り戻したローズ。
使い慣れた古いタイプライターを取り出して決勝に望むも、打鍵速度が早すぎてキーハンマーが絡まってしまう。

それでも世界最速を叩き出して優勝したローズとルイは舞台上で抱き合う。

そんな二人を尻目に、ボブはルイがローズのために考えたボール型のキーをアメリカのメーカーに売り込む。
どうしてフランス人がアメリカにアイデアを売り込むのかと尋ねられたボブは

アメリカ人はビジネスを、フランス人は恋を

そう言って、嬉しそうに舞台上の二人をみつめていた。

まとめ

映画「タイピスト!」はフランス映画ならではのおしゃれな映画です。
もどかしくも素敵な恋愛と、ハードなタイピングの特訓と、田舎娘から洗練された女性へと変身するローズの姿が素敵な物語。

鑑賞後もすっきりほっこりした気持ちになれます。

機会があればぜひ観てみてほしいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

◆映画◆,

Posted by ゆえ