映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」上映期間とネタバレ感想。オチがひどい?

私がちゃんと最後までプレイした数少ないRPG「ドラゴンクエストⅤ」原作の映画が公開されました!
スーパーファミコンでプレイしてからもう20年以上経っていますが、今でも印象に残るシーンがいくつもある名作!
トレーラー映像だけで泣きそうになったこの作品、実際に観てどうだったか感想をまとめました。

映画データ

【監督・脚本】山崎貴

【原作・監修】堀井雄二

【声優キャスト】佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之ほか

【音楽】すぎやまこういち

【テーマ曲】「この道、わが旅」

あらすじ

幼い頃、魔物に母をさらわれた少年リュカは、父パパスとともに母を探す旅を続けていた。

一流の剣士でもある父のもとで日々腕を磨くリュカだったが、ラインハットの王子ヘンリーとともに魔物に攫われてしまう。

息子と王子を人質にとられたパパスは逆らう術なくゲマによって惨殺され、リュカとヘンリーは囚われの身となって月日は過ぎる。

やがて青年となったリュカはヘンリーとともに魔物の監視を抜け出し、未だ行方不明となっている母マーサと、天空の勇者を探すため、再び旅に出る。

声優キャスト

リュカ(佐藤健)

物語の主人公。
魔物に連れ去られた母・マーサ、伝説の勇者を探して旅をしている。

パパス(山田孝之)

強く優しいリュカの父。
妻マーサを探して旅をしている。

サンチョ(ケンドーコバヤシ)

パパスの頼れる従者。
幼いリュカの世話をし二人を手助けしている。
料理が上手く、感激するとすぐに泣く。

ヘンリー(坂口健太郎)

ラインハットの王子。
いたずら好きで威張っているが、リュカを大切に思っている。

ビアンカ(有村架純)

幼いリュカとともに冒険をした勇敢で快活な少女。
ベビーパンサーの名付け親。

フローラ(波瑠)

港町サラボナの富豪・ルドマンの娘。
心優しく美しく、男性の憧れの的。

マーサ(賀来千香子)

リュカの母、パパスの妻。
リュカが幼い頃魔物に攫われ、行方不明。

ゲマ(吉田鋼太郎)

魔王ミルドラースの復活を目論む魔法使い。

上映期間はいつまで?

映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」は2019年8月2日(金)より、全国の劇場で公開されました。

上映期間は、劇場や来場者の反応によって違いますが、短くても1ヶ月前後、9月上旬〜中旬頃までは劇場で観られると思われます。

お近くで上映中の劇場を探す際は、映画.comが便利ですよ。

観てきた感想

映像はとてもきれいで、キャラクターたちも表情豊か。
音楽も美しいオーケストラアレンジをでっかいスピーカーで聴けて嬉しかったです。

キャラクターの身振り手振りや表情の動きがディズニーっぽくて、やや興冷めしたものの、モンスターのキャラクターやボスキャラの醜悪さもよく表現されてるなあーと思いながら鑑賞しました。

物語はかなり省略されていて、ゲームをプレイしたことのない人はストーリーをなぞるだけになってしまうと思います。
流れは分かるけど、感動も共感もないかなと。

逆に、ゲームをプレイしている人は、ベビーパンサーの名前に「えー、それ選ぶ!?」と笑ったり、サンチョやパパスと過ごしたサンタローズの村に懐かしさを覚えたり、感じるところが多々あると思います。

エンディングで更に懐かしい曲が流れるのですが、あれ、Ⅴの曲じゃなかったよね…?となったのは私だけではないと思います(汗)

残念だったのは、幼少期の物語がかなり省略されていたことと、結末です。

幼少期の冒険があったからこそ、主要なキャラクターとの関わりに胸が熱くなり、その後の選択肢に納得感があり、共感や感動が生まれる物語。

なのに、そこがほぼ省かれて、プレイしたことのある観客の記憶に頼る形になっているのは怠慢じゃないかとさえ思えてしまいました。

結末についてはネタバレとなりますので後述します。

結末ネタバレ

※映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」のネタバレです。未鑑賞の方はご注意ください。

手短に出来事だけを並べてみますと。

「導入からここまでの物語は全部、VRゲーム機の中で起きたことで、主人公のプレイ中に、ゲームプログラムに侵入したコンピュータウイルスによって中断される」

「旅の仲間であったスライムのスラリンが実はゲームの監視プログラムで、ウイルスを発見してワクチンを自動生成、ウイルスを除去」

「ミルドラース=ウイルスだったという結末になり、天空の勇者である息子アルスほか、仲間たちが知らない間に主人公=プレイヤーがラスボスを倒していたことになる」

以上です。

え?え?って思いますよね。
私もえ?ってなりました。かなり呆然でした。

でもまあ「あー…なるほど、だから、ユアストーリー…」ということで納得できなくもない…かなという感じ。

一緒に観に行った娘は、ゲームをかなりやりこんでたので、かなりお怒りでした。

一応伏線的として、本編の中でキャラクターが「今回の設定では」と呟いたり、花嫁を決める際に本心を探るシーンではドット文字表記やデジタルっぽい描写があったりはしましたが、まさか…でした。

酷評の理由は?

映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」の評価を見ると、星2.5/5と真ん中。
ですが評価の内容をひとつひとつ見てみると、4〜5の高評価をした人と1の最低評価をした人とに割れています。

顧客ターゲットは明らかに、ドラゴンクエストシリーズ、特に「ドラゴンクエストⅤ〜天空の花嫁〜」(以下DQⅤ)をプレイしたことがある人たちです。
作品を観れば分かりますが、物語をかなり端折って印象深いシーンだけをダイジェストで見せているという感じでした。

ゲームをプレイした人なら、その場面場面で感動があると思いますが、全く物語を知らない人は「ストーリーだけはとりあえず分かるけど…」という印象になるだろうと思います。

つまりは、集客にしろ鑑賞にしろ、もともとあるDQⅤという作品に頼った映画。

DQⅤの物語は長く、ラストまでプレイした人は皆さん、かなり時間をかけて物語世界に浸っていたはず。私もそうでした。
だからこそ、今回の映画化で「あの感動をもう一度」という気持ちでワクワクしながら映画館に行きました。

それなのに、最後の最後で物語の外にひっぱり出されてしまった。

映画製作者側の言いたいことは、こんな感じでしょうか?
「たとえゲームの中であっても、プレイしたときに感じた友情や感動は本物の気持ちとしてプレイヤーの中に残っているよね」
でもそんなの、改めて提示されなくても分かってることです。

ゲーム世界へのリスペクトがあるなら、DQⅤの完成された物語をそのままラストまで描ききってほしかった。

ということで、どうせならドラクエシリーズ前作を、ハリポタや指輪物語並のシリーズ映画作品にしてほしいと思います。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!

◆映画◆,

Posted by ゆえ