ドラマ「ルパンの娘」感想と原作結末ネタバレ。設定や登場人物の違いは?

2019年7月11日(木)より放送開始されたドラマ「ルパンの娘」。
ひみつメカが登場したり、突然ミュージカルが始まったりと、跳んだ設定のラブコメディです。
ドラマを観た感想と、原作の結末までのあらすじ、設定や登場人物についてドラマとの違いをご紹介します。

「ルパンの娘」ってどんなドラマ?

フジテレビ系「木曜劇場」の夏ドラマとして放送開始された「ルパンの娘」は、伝説の泥棒一族・三雲家の長女である三雲華と、先祖代々警察官一族である桜庭家の長男である桜庭和馬の、現代版ロミオとジュリエットのようなストーリーです。

ただし、ロミオとジュリエットは悲恋でしたが、こちらは喜劇。
スパイ映画のようなひみつ道具が登場したり、小沢真珠さん・渡部篤郎さんのバカップルぶりが強烈だったりと笑いどころがいっぱいです。

大人も子供も笑って観られる、楽しいドラマです。

ドラマデータ

原作:横関大「ルパンの娘」

脚本:徳永友一
テレビドラマでは「グッドドクター」「刑事七人」「僕たちがやりました」「スペシャリスト」など、シリアスなドラマの脚本を手がけつつ、映画「翔んで埼玉」「かぐや様は告らせたい」などのコミカルな作品も。

主題歌:「モス」サカナクション

登場人物とキャスト

三雲華(深田恭子)

伝説の泥棒一家「Lの一族」こと三雲家の長女。
図書館司書として図書館に勤めているが、天性の才能に加えて祖父・三雲尊直々に仕込まれた天才的な泥棒。
本人は泥棒一家に生まれたことを嘆いていて、普通の女の子として結婚したいと思っている。

桜庭和馬(瀬戸康史)

先祖代々警察官という警察一家・桜庭家の長男。
三課の刑事として盗難事件を担当している。
三雲華との結婚を望んでいるが、家族からは華が警察官でないことを理由に反対されている。
一課(殺人担当)の刑事になることを条件に結婚を許すと言われているため、三課で手柄を立てようと奮闘する。
華からは「かずくん」と呼ばれている。

三雲尊(渡部篤郎)

華の父で美術品専門の泥棒。
豪快な性格で、日々、住んでいるタワーマンションの住民から酒や食品を盗んでくる。

三雲悦子(小沢真珠)

華の母で宝飾品専門の泥棒。
大胆で派手好き。高級ジュエリーに目がない。

三雲渉(栗原類)

華の兄で引きこもりのハッカー。
家の外どころか自室からも滅多に出てこないが、ひみつメカを操って家族の「仕事」をサポートする。

三雲マツ(どんぐり)

華の祖母で伝説の鍵師。どんな鍵も立ちどころに解錠する腕をもっている。
小柄で気配を消して移動するのが得意で、華もよく驚かされている。

巻栄一(加藤諒)

和馬の先輩であり同僚。
和馬をからかいつつその恋を応援している。

桜庭典和(信太昌之)

和馬の父で、警視庁警備部SAT隊長。
厳格な性格で、華が警察官でないことを理由に和馬の結婚・交際に反対している。

桜庭美佐子(マルシア)

和馬の母で、鑑識課職員。結婚後非常勤として勤務している。
夫と同じく和馬の結婚に反対している。

「ルパンの娘」の原作について

「ルパンの娘」の原作は小説です。講談社刊のペーパーバックという形式で発売されていましたが、文庫版として再販されています。

私個人はペーパーバック版を図書館で借りて読んだのですが、書店店頭でこの形式の書籍を見たことがなかったので、手にとったときはちょっとびっくりしました。

現在書店では、文庫版で「ルパンの娘」、続編「ルパンの帰還」が発売中です。
読みやすい文体で展開も早く、楽しく一気に読んでしまう作品です。

原作者・横関大さん

1975年・静岡県生まれの横関大(よこぜき・だい)さんは、武蔵大在学中に小説を書き始めたそうです。

当初は純文学、短編で執筆したミステリー作品の評判が良かったためミステリー作品を書かれるようになったとか。

読みやすく、読後感が良いという評価を得ています。

原作あらすじ

先祖代々泥棒一家の長女、三雲華は、家族の中で唯一ふつうの職業でお金を稼いでいる女の子。
彼女が勤める図書館に来館した桜庭和馬と「ふつうの」恋愛をしていたはずでした。

しかし和馬は先祖代々警察一家に生まれた長男。
結婚を考えて交際している女性として桜庭家に紹介された華は自分の運命を嘆きますが、意に反して桜庭家の家族から気に入られてしまいます。

そんなとき、三雲家の長、華の祖父である三雲巌が殺害されてしまいます。
顔をつぶされた遺体の指紋は警察データベースで照合すると別人のものでしたが、華の兄・渉は、祖父が正体を隠すために差し替えた情報だと言います。

和馬は捜査一課の刑事として巌の殺人事件を担当しますが、不可解な点が解明されないまま迷宮入りさせられそうになっていると感じ、独自に捜査を進めることに。

一方で、華の一課が伝説の泥棒「Lの一族」ではないかという疑問も抱くようになります。

華は、祖父の死の真相に和馬の祖父・桜庭和一が関わっていることを知り、和馬とは別の方向から事件を調べ始め、三雲家と桜庭家の過去の因縁を知ることになるのでした。

ドラマと原作の登場人物の違い

原作とドラマで、登場人物の生存・死亡、性格などに違いがあります。

桜庭伸枝(和馬の祖母)

原作では桜庭家と三雲家を結びつけるキーとなる事件の中心人物ですが、ドラマでは既に死去したことになっています。

桜庭香(和馬の妹)

原作の香はバリバリ体育会系で、恋人とデートするより筋トレとランニングという元気な女性です。
恋愛に免疫がなくシャイな一面も。
当初は華に失礼なことを言ったりしますが、なぜか華を気に入り、華と和馬の恋を応援するようになります。
ドラマでは既婚で桜庭家を出ており、両親とともに華に冷たくあたる小姑として登場。

三雲巌(華の祖父)

原作でもドラマでも、華に泥棒の技を仕込んだ伝説の人ですが、ドラマを2話まで見た時点では華の思い出にしか登場していません。
和馬の祖母同様、既に亡くなった人という扱いかも?
原作ではスリの天才で、弱きを助け悪を挫く義賊のような人として描かれています。

円城寺輝(華の幼馴染)

原作「ルパンの娘」には登場しない人物です。
ドラマでは華を思いやり、突然ミュージカルを始めては華を巻き込み、華の歌声を褒め称えます。

結末の違い

ドラマ結末予想

原作では三雲巌の死と三雲家・桜庭家にまつわる秘密を紐解く一本のストーリーがありましたが、テレビドラマ版を第2話までを視聴したところでは、そういった大きな事件は起きていません。

現時点での予想ですが、華がLの娘として和馬の捜査の手助けをしていくうちに、和馬が華の正体に気付いてしまって、果たして二人の恋は…という展開かなと思います。

ちなみに、和馬よりも先に華の正体に気付くのは、加藤諒さん演じる巻ではないかと思っています。
和馬の先輩であり、事件現場に一緒に赴くこともありますし、意外に知識も経験も豊富そうですし。

原作では、巻は昇進を狙って罪を犯してしまう役どころですが、ドラマ版でも華を脅して和馬の手柄を横からかっさらうつもりでしょうか?

個人的には、加藤諒さんには善人でいてほしいですが、ご本人はインタビューで「シリアスな役もやってみたい」ということもおっしゃられています。
加藤諒さんの演じる、ぶっちぎりの悪い人っていうのもまた、想像つかないので観てみたいかも。

原作結末

※原作「ルパンの娘」の結末をネタバレしています。未読の方はご注意ください。

和馬は死亡したホームレスが三雲巌であることをつきとめ、しかもそれがLの一族、泥棒一家の長であり華の祖父であることを知ってしまいます。

一方で華は、祖父の巌と和馬の祖父のつながりを追って、二人が親友であったことを知らされます。

泥棒であることを知られ和馬と別れることを決めた華は、桜庭家に挨拶に訪れ、そこで過去の出来事と因縁を聞かされますが、祖父の口添えも虚しく桜庭一家から拒絶されてしまいます。

警察官として三雲一家を見逃すことはできないと言いながら、和馬は華たちに逃亡のチャンスを与えます。
三雲家は家族全員が偽の身分を作ってバラバラに逃亡、潜伏することに。

やがて1年がすぎ、和馬は同僚の巻の従姉妹との挙式を目前に控えていました。
華のことは忘れたつもりでしたが、華でなければ誰が妻になっても同じだと思っている自分にも気づいていました。

挙式の直前になって、どこに住んでいるかも分からなかった華の兄・渉が家族全員に招集をかけます。
集合場所は和馬の挙式会場。

和馬は三雲巌殺害事件の真相に気づき、真犯人を挙式の場で公開。
それは、若かりし頃の祖母・伸枝が受けた暴行の犯人を暴くことにもなったのでした。

和馬の結婚はとりやめとなり、和馬は桜庭家から勘当を言い渡されます。
戸惑う和馬、けれどそれは華と交際することを遠回しに許可した家族の優しさでした。

最後に、三雲巌が生存していることがわかり、もとのさやに収まった三雲家にて三雲巌と桜庭和一による種明かしが語られます。

全ての謎が解けたとき、華はお腹に和馬の子供が宿っていることを打ち明けます。

まとめ

ドラマ「ルパンの娘」は絶賛放送中です。

  • 親子で観られる楽しい作品。
  • くだらないけど面白い。

朝顔、サイン、ボイスなど重い設定のドラマが多い中で、週の半ばの息抜きにぴったりのドラマではないでしょうか。

小沢真珠さんと渡部篤郎さんのバカップルぶりや、栗原類さんの天才っぷり、瀬戸康史さんと加藤諒さんの微妙に似ている口元などなど、見どころいっぱい!?

最終回まで一緒に楽しみましょー。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。