映画「Diner ダイナー」R指定?上映期間は?あらすじ・キャスト・ネタバレ

2019年8月12日

平山夢明原作の「Diner ダイナー」が、蜷川実花監督で映画化されました。
上映期間や前売り券の発売情報、あらすじ・キャスト・主題歌・続編情報を確認しました。
平山夢明といえば後味の悪いホラーというイメージだったのですが、今作はアメコミみたいなコメディアクション!?の様相です。

映画「Diner ダイナー」

ディナー
OFFさんによる写真ACからの写真

以前に平山夢明さんの作品を読んで以来、私は作品世界に苦手意識がありました。
平山夢明さんの小説が原作と先に知っていたら、興味が湧かなかったかもしれません。

ですが、劇場予告を先に観ちゃったんです。
蜷川実花さんの色彩感覚って本当に凄い!しかも、ホラーでもサスペンスでもなくエンターテインメント作品のようです。

色が溢れかえる、装飾が多い、それでいて絶妙にバランスのとれた景色の中で、ぶっ飛んだ濃いキャラクターたちが趣味のように殺し合いをするという、妄想?幻想?作品。

後味の悪さがやはり残るのか?
それともエンタメムービーとして、笑って観終わることができるのか?

R指定は?

こんな内容なのに!公式サイトにも告知動画にも、劇場配布のフライヤーにも、R指定の記載がないんです。

チケット購入サイトで確認したところ、レイティングGと記載が。

レイティングGとは、年齢を問わず誰でも観られる作品ということです。
傷だらけ、血まみれ、武器あり暴力ありの作品のはずなのですが、小・中学生が観てもOKのようです。

安心して(?)ご家族で劇場へお越しください。

映画データ

【監督】蜷川実花

【原作】平山夢明「Diner ダイナー」(ポプラ社)

【脚本】後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花

【出演】藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二

【音楽】大沢伸一

あらすじ

カナコが幼い頃に親は離婚。
姉は母親に連れられて行ったのにカナコは祖母の家に残された。

以来、人を信じることができず、人からも信用されなくなったカナコは孤独で、夢もなく、ただ日々を生きていた。

アルバイト中に路上で配られた色鮮やかなメキシコの絵葉書を見て、衝動的にそこへ行ってみたいと思ったカナコは、即金で高額のバイトを探す。

裏バイトに手を出したばかりに囚われ殺されそうになったところを、ボンベロ(藤原竜也)に買われたカナコ(玉城ティナ)。
ウエイトレスとして働くことになった店は、会員制の殺し屋専門Diner ダイナー(食堂)だった。

来店する客は殺し屋ばかり。
皿を割っただけで消される、命がゴミのように扱われるDiner ダイナー。

その店の「王」たる、元殺し屋の天才シェフ・ボンベロは店内に来る客を選び、店の全てを支配していた。
平凡な女性であるカナコが現れるまでは。

カナコが店に現れたその日から、客の殺し屋たちの本能を刺激する、殺し合いゲームが始まる。

キャスト

ボンベロ(藤原竜也)

殺し屋専門Diner ダイナーの主であり天才シェフ。
元凄腕の殺し屋。組織のトップであったデルモニコに料理の腕を買われた。
味も見た目も極上の料理を作る。

オオバカナコ(玉城ティナ)

日給30万円の裏バイトに応募して殺されかけたところをボンベロに買われた。
母に捨てられ祖母に育てられた孤独な女性。料理が得意。

スキン(窪田正孝)

全身傷だらけだが、端正な顔立ちをしている殺し屋。
ボンベロとは古い仲。トラウマを抱えている。

キッド(本郷奏多)

見た目は子供、中身は年齢不詳。
全身整形やホルモン注射で子供の容姿を保ちつつ、死体を切り刻む残酷な殺し屋。

ブロ(武田真治)

ラテン筋肉系の殺し屋。
酒好き・肉好き・女好きでカナコを狙う。

カウボーイ(斎藤工)

カウボーイファッション、片言の英語、やたらハイテンション。
カナコとは裏バイト先で知り合ったが、追われる身となり…。

ディーディー(佐藤江梨子)

カウボーイの恋人。
ところかまわずカウボーイとイチャつく。

ブタ男(金子ノブアキ)

カナコ、カウボーイ、ディーディーを捕らえた組織の男。
不気味なブタのマスクを被っている。

マテバ(小栗旬)

スキンのボス。組織の東のトップ。
容姿端麗・頭脳明晰な殺し屋で昆虫をこよなく愛する。

マリア(土屋アンナ)

組織の西のトップ。
妖艶な美しさと冷酷さを持ち、殺しの腕も確か。

無礼図(ブレイズ/真矢ミキ)

組織の北のトップ。「美しいことは正しい」という信念がある。
荒裂屈巣(アレックス?)と雄澄華瑠(オスカル?)を従える。
(完全に宝塚時代です!美しくかっこいい!)

コフィ(奥田瑛二)

組織のNo2、南のトップ。
こだわりのためには躊躇なく部下を殺す。
殺しはビジネス、が心情。

デルモニコ(蜷川幸雄)

抗争を続けていた東西南北のトップを束ねていた組織のボス。
ダイナーの元オーナー。
一年前に事故で死亡しているが、何者かの陰謀で殺されたという説もある。

上映期間はいつからいつまで?

映画「Diner ダイナー」は2019年7月5日(金)から8月中旬頃まで全国の劇場にて上映されました。

上映期間は劇場ごとで異なりますので正確な上映期間は各劇場へお問い合わせください。

お近くの上映館は映画「Diner ダイナー」公式サイトのシアター情報ページで調べられます。

主題歌

映画「Diner ダイナー」の主題歌「千客万来」は、京都出身のシンガーDAOKOさんと、エレキギタリストMIYAVIさんのコラボレーションによる書き下ろし曲です。

蜷川実花監督は、オファー前からDAOKOさん、MIYAVIさんの楽曲が好きでよく聴いていたとのこと。
蜷川実花監督のイメージにピッタリな曲に仕上がったということでしょうか!

観てきた感想

蜷川実花さんの映像世界はとてもこだわりがあって美しかったです!

提供されるお料理、店内を飾る花、お酒のボトル、登場人物が描く絵、キャラ名を紹介するフォントなど、全て専門のアーティストが手がけているというこだわりぶり。

映画なのですが舞台劇のような演出もあり、作品の世界の統一感があって浸れます。

ストーリーはごく単純なのですが、すぐ死んでしまう役にもそれぞれ見せ場がありました。
キャラクターはそれぞれ魅力的でかっこいい!
アウトローだけど、それでも各々、美学というか哲学を持っていると感じました。

そんなすぐ殺しちゃうの!?っていうくらい、俳優さんを贅沢に使っているところも、蜷川さんならではかも。

劇場で購入したパンフレットを読むと、蜷川さんがご自分で選んだ俳優や脚本家、スタッフさんを信頼して、リクエストをお伝えしてお任せするというスタイルのようです。

蜷川さんご自身がアーティストとして活動されているので、集結したアーティストさんやスタッフさんたちの力を最大限発揮してもらうことが良い作品を作ることになると考えられているようでした。

スタッフの皆さんの苦悩は計り知れませんが…。

組織を束ねるボス・デルモニコとして、故・蜷川幸雄さんが登場。
生前のフィルムと肖像画での出演でしたが、存在感がありすぎました。
お父様を尊敬してらっしゃるんですね。

物語全体を通して、空っぽなカナコがどんどん力をつけて、生身の人間として力強く生きていくようになるというのがとても分かりやすかったです。

R指定、PG指定のない作品にしたことも、こういうメッセージを若い方にも届けたいという想いからなのでしょうね。

奇抜で観る人を選ぶ作品かと思っていましたが、一緒に行った娘とともに、すごく楽しくスッキリした気持ちで映画館を出ることができました。

結末ネタバレ

ボンベロはカナコに「逃げようとするな」「オーナーに従え」と言い渡すが、カナコは脱出を試み、ダイヤモンドでろ過されたという高価なディーヴァウォッカを保管している金庫にたどり着く。

カナコはボンベロに、自分が殺されないための人質としてディーヴァウォッカを「知らずに開けたら壊れる場所に隠した」と言う。

ボンベロはカナコに仕事を教え、カナコも料理の扱い方や客のあしらい方を覚えていく。

店の常連客の1人であるスキンに気に入られ、買われたカナコ。
スキンはカナコに、元の世界へ戻って自由に生きろと言うが、カナコは店の仕事を続けたいと言い、逃げようとしない。

ダイナーの元オーナーであるデルモニコが事故で死んで一年になる日。
次のボスを決めるため、東西南北のトップがダイナーに集まることになった。

デルモニコが、事故でなく何者かに殺害された可能性を考えたマテバは真相を探っていた。
しかしマテバは会食の日を待たずに殺され、マテバの指示で動いていたスキンも深手を負った。

血まみれでダイナーにやってきたスキンはカナコに、デルモニコを殺した犯人を示すものを手渡し、その後死亡。

一周年当日、ダイナーにやってきたマリア、ブレイズ、コフィ。
デルモニコを殺したやつを教えろと迫られるボンベロを見たカナコは、スキンが見つけた犯人を教える。

スキンは組織のボスの証である血のついたリングと、「コフィ」と書いたメモを遺していた。

すぐさま殺し合いが始まり、次のボスとなったブレイズは、ボンベロにはダイナーを続けるよう、部下には知りすぎたカナコを殺すよう命じる。

カナコは死を受け入れようとするが、ボンベロは店を爆破し、カナコを逃がす。

やがてカナコは念願のメキシコに小さな店を持ち、ボンベロに教わった料理を作り続けていた。
いつかボンベロが自分の店にやってくる日を待ちながら。

続編はあるの?

平山夢明さんの原作小説「ダイナー」には続編「ダイナーII」があります。
「ダイナーII」はまだ完結しておらず、現在ポプラ社の文芸雑誌「asta(アスタ)」にて連載中です。

「ダイナーII」を読みたい方は、WEB astaにて無料で読めます。

映画「Diner ダイナー」の続編についてはまだ何も発表されてはいません。
小説に続編があるので、同じ世界感で物語の続きを観たいと期待する声もあがりそうです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

◆映画◆,

Posted by ゆえ