映画「貞子」2019上映期間いつまで?あらすじ・ネタバレと感想。主題歌MVに貞子

2019年7月1日


2019年5月24日(金)に全国の映画館で公開された映画「貞子」を観てきました。
映画「リング」シリーズの正当な続編と言われる作品ですが、物語はどのようにつながっているのでしょうか。
貞子の出生の秘密は明かされるのでしょうか?

「貞子」作品情報

Sophieさんによる写真ACからの写真

ジャパニーズホラーの火付け役となった1998年の映画「リング」から20年を経たシリーズ最新作となる「貞子」が公開されました。

初代の映画「リング」続く「リング2」でじめっと染み出すような恐怖に震え上がった私ですが、実はその後の続編「リング3D」「リング3D2」では、貞子の扱いがひどい!と感じ、あまり怖さを感じませんでした。

今回はシリーズの正当な続編ということで、かなり期待して観に行ってきました。

まずは映画の基本情報をご紹介します。

映画データ

【監督】中田秀夫:言わずと知れた初代「リング」の監督です。

【脚本】杉原憲明:「貞子3D2」の脚本家です。

【出演】池田エライザ、塚本髙史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山漣、ともさかりえ、他

【主題歌】女王蜂「聖戦」

あらすじ

都内の団地火災で1人の女性が死亡した。
亡くなったのは祖父江初子(ともさかりえ)。霊能者として活動していたが、人々の恨みを買い自宅に落書きや張り紙などの嫌がらせを受けていた。

数日後、路上を彷徨っていた1人の少女(姫嶋ひめか)が保護された。
記憶障害があるとされた少女は自分の名前すら分からない状態で黒川総合病院に入院。

黒川総合病院で心理カウンセラーとして勤務していた秋川茉優(池田エライザ)は少女のケアを担当することになる。

同じ頃、茉優は入院している子どもたちが面白がって見ている動画に、弟・和真(清水尋也)の姿を見て驚く。
プログラマーになるべく専門学校に通っていたはずの和真は、WEBマーケティング会社に勤めるコンサルタントの石田祐介(塚本髙史)の勧めで、動画投稿を開始していた。

茉優の説得にも関わらず、和真は動画投稿で食べていくと言い張り、視聴数の現象に焦って団地火災の現場へ肝試し動画を撮影しに行く和真。
UPされた動画は警察からの厳重注意のもと削除されてしまった。

火災現場ですごいものを見たと言い、次なる動画を撮影しようとしていた和真だが、その後消息を絶ってしまう。

和真の行方を探してネット上に拡散された動画を調べた茉優は、和真の撮影した火災現場の映像に長い髪の女が映っているのを発見。

一方、病院では記憶障害の少女の周りで奇妙なことが起き始めていた。

劇場上映期間はいつまで?

映画「貞子」は2019年5月24日(金)より6月末頃まで、全国の劇場で公開されました。

※上映期間は劇場により異なります。

「貞子」を観た感想・レビュー

前作からのつながり

※ネタバレ含みます。未鑑賞の方、ネタバレが嫌な方は先に鑑賞されることをおすすめします。

「貞子」の舞台は映画「リング」「リング2」から20年後です。

「リング」で最初の犠牲者となった大石智子(竹内結子)の第一発見者となった友人・倉橋雅美が生き残っていて、精神科に通い続けています。
倉橋雅美は「リング2」では精神科の個室に入れられており、ほとんど言葉も発さずテレビを異様に怖がる少女として描かれていました。
「貞子」では、茉優の同僚医師である藤井(桐山漣)より、倉橋雅美が長く入院をしていて、ようやく回復したと語られています。

「貞子」の個人的恐怖ポイント

ともさかりえさんの演技が怖い。

上手いということなんですけど、精神的にやばい人の雰囲気がすごいです。
もしかしたら心霊系じゃなくて人間怖い系作品かもしれない。

火災現場が怖い。

焼けただれた壁紙とか、溶け落ちた天井とか、扉を開けた時に舞う煤の演出とか…。
ガソリンを撒いた焼け跡にしては、きれいに残っていたかもしれないとも思うのですが、私は火災現場を実際に見たことないので、リアルだった、ということにさせて下さい。

佐藤仁美さんの演技が怖い。

佐藤さんが演じている倉橋雅美は、呪いで死んだ友人の顔を直視しているはず。
呪いの影響もあり、後遺症はかなりあると思うのですが、若く美しい心理カウンセラー茉優に執着しており、突如怒り狂って怒鳴り始めたりします。
やっぱりこの作品、人間怖い系かもしれない。

茉優が壊れていく過程が怖い。

茉優は、自分の辛い過去のため弟の和真への想いが強いのですが、弟に危険がせまり、かつ自分自身も貞子に呼ばれていると感じるようになり、次第に貞子の呪いに染まっていきます。
顔色も悪くなり目のクマや表情も変化していき、最終的には完全に発狂してしまいます。

物足りなかったところ

個人的に怖くなかった、ちょっと物足りなかったなっていうポイントがありました。

前作同様、貞子がテレビから出てくるシーンがあるのですが、周囲が明るい。そして貞子の姿が結構くっきり見えます。
犠牲者にかなり接近するのですが、近くにいる犠牲者以外の人にもはっきりその姿が見えています。

単なる異形の怪物になっていた「リング3D」の貞子よりは「リング」に戻ってきているのですが、やっぱり初代の不気味さ、陰湿さが一番怖かった。

怨念っぽさが消えて妖怪っぽくなっている感じがしました。

「リング」と設定が同じ点

  • 貞子の母が伊豆大島出身の超能力者であり、三原山に身を投げて自殺。
  • 伊豆大島には海岸の洞窟に祠があり、口減らしのため子どもを「流す」風習があった。
  • 貞子は井戸に投げ落とされて殺された。

「リング」と違う点・違和感があったところ

  • 貞子は母親から口減らしのため「流され」そうになったが助かった。→「リング」で山村静子は鏡ごしに貞子に笑いかけるなどしていた。
  • 貞子は母親から離されて育てられた。→10歳頃までは伊熊平八郎と母・静子と一緒に暮らしていた。
  • 貞子は親に愛されない子に惹かれて来る。→「呪いのビデオ」を見た者のところに来る。
  • 動画を見たために呪われるわけではない。→ビデオを見ると呪われる。
  • 貞子が犠牲者を殺すとき髪で掴む、体を掴んで水中に引き込む。→念じる/目を見ると死ぬ。検死結果の死因は急性心不全。

「貞子」結末ネタバレ

警察の捜査によって、記憶障害の少女は祖父江初子の娘であることが判明するが、出生届もなく名前すら付けられておらず、母から「おまえは貞子だ」と繰り返し言われて育っていた。
少女には常人と違い、この世ならざる者の姿を見る、手を触れずに物を動かすなどの能力があったため、「貞子の生まれ変わり」「災いをもたらす」という母の妄想によりクローゼットに閉じ込められて育ち、放火による無理心中を図られたが、何故か脱出し1人だけ助かっていた。

親に捨てられ施設で育った過去をもつ茉優は少女に同情し、自分が少女を守ることを決意。
一方で茉優は唯一の家族である和真を救うため、WEBコンサルの石田とともに伊豆大島へ渡る。

伊豆大島には和真の動画に現れた洞窟の祠があるが、岩崩れのため立ち入り禁止と強調される。
地元住民が捜索を開始するも、今夜は満月で大潮のためもうすぐ潮が満ちるため捜索は中止・明日以降となることを告げられる。

さらに島民の老婆から祠の由来を聞き、近づかないよう警告されるが、茉優は和真がその祠にいることを確信し、夜、石田とともに宿を抜け出して祠へ侵入。

ついに洞窟内に和真の姿を発見した茉優だったが、和真の動画に重ねられた呪いの映像から、満月が昇れば和真が貞子に連れ去られることを悟っていた。

その頃、病院に残した少女は生死の境を彷徨っており、その魂は今まさに茉優の目前で貞子に連れ去られようとしていた。

「あなたは私が守る」

必死の想いで少女を取り戻した茉優だったが、和真を連れ戻すことは出来ず、恐怖と悲しみのあまり発狂してしまう。

病院のベッドで恐怖に震える茉優のもとへ、すっかり回復した少女が別れを告げに来る。

「お姉さんの声、聞こえたよ」

伊豆大島の洞窟で少女を呼んだ茉優の声は、空間を超えてしっかりと伝わっていた。
しかし、少女の感謝の言葉は茉優の耳には届かない。

少女が立ち去った後、茉優のベッドを囲むカーテンには貞子の影が近づいていた。

貞子の出生の秘密は明らかになったか

「貞子」公式サイトの予告動画タイトルに「明かされる貞子出生の秘密編」というものがあります。

「リング」「リング2」では、母である山村静子がふらりと海へ行き、戻ってきたら身籠っていたという話があり、貞子は「海から来た人ならざる者の子」だと思っていました。
今作「貞子」ではその「人ならざる海の怪物」の正体が判るのかなと期待していたのですが、生育状況の設定が変わっていたようです。

今作での貞子は、学者・伊熊平八郎と山村静子の間に生まれた子で、親から愛されず育ち、殺されたという設定になっていました。

犠牲者となるのは「呪いのビデオ(動画)を見た者」「無差別」ではなくなり、親から愛されない子、必要とされていない子がターゲットになります。

「生まれなかった子」として、名もつけられず外にも出してもらえず、クローゼットに閉じ込められていた少女はまさに格好のターゲットでしたが、茉優の強い気持ち故に連れて行かれずに済んだように思います。

主人公の茉優自身は親から愛されず、弟・和真と助け合って生きてきましたが、信頼し合う弟がいなくなってしまったことで貞子のターゲットになってしまったということでしょうか。

主題歌「聖戦」

エンドロールとともに劇場に流れる主題歌「聖戦」を歌うのは、2019年で活動10周年を迎えるロックバンド「女王蜂」です。
MVには貞子も登場。

ボーカルのアヴちゃんはTwitterで「たとえ彼女が悪霊だったとしても、悪者にはしたくなかった」と書いています。
だからなのか?MVに登場する貞子はどこか慈愛を感じさせます。

ボーカルのアヴさんは、高低音を自在に行き来する、すごい声の人です。
どんな歌い方したらあんな音域になるんや。

「女王蜂」のツイッターアカウントはこちら

ちなみに私の娘は「女王蜂」ファンで、ファンネイルアートの描き方を別ブログで紹介しているので、興味のある方は見てみて下さい。

まとめ

映画「貞子」の貞子は、「呪いのビデオ」の都市伝説を経て哀しい子どもを攫って行く存在になっていました。

これまでは都市伝説を知った人が興味本位でビデオや動画を見て呪われるというストーリーが多く、今作も一見すると和真の興味本位の行動のせいで呪いに取り込まれたように見えます。

が、茉優が倉橋雅美や入院した少女の担当になっていたことからして、和真の軽はずみな行動に茉優が巻き込まれたというより、最初に憑りつかれたのは茉優だったのかもしれないと思います。

個人的に、恐怖演出は初代「リング」の方が怖かったのですが、今作では唯一の家族である弟と引き裂かれ本当に孤独になった茉優を襲いに来る貞子の「容赦ない」とこは怖かったです。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!

◆映画◆,

Posted by ゆえ