「CUBE」キャストとあらすじ、ネタバレ感想。ラストで謎は解けるか?シリーズ作品も紹介

2019年6月5日

ソリッドシチュエーションスリラージャンルの代表作ともいえる「CUBE]。
シリーズ3作を続けて観たのであらすじ紹介と、ネタバレ、感想を書きました。

映画データ


【監督】ヴィンチェンゾ・ナタリ(1997年)

【脚本】ヴィンチェンゾ・ナタリ、グレーム・マンソン、アンドレ・ビジェリク

【出演】モーリス・ディーン・ウィントほか

【音楽】マーク・コーヴェン

【時間】90分

あらすじ

CUBE

理由も共通点もわからないまま無機質な部屋で目覚めた登場人物たち。
殺人トラップの仕掛けられた建物内を、出口を探してさまよううち、精神的・肉体的に壊れてくる。

キャスト

クエンティン(モーリス・ディーン・ウィント)

CUBE

警官で3人の子持ち、妻とは別居中。
リーダーシップを取り、メンバーをまとめようとする。

ハロウェイ(ニッキー・グァダーニ)

CUBE

医者。Wikiによれば精神科医。
異常な状況にあっても人間性は失いたくないと言い、精神障害を持つカザンをサポートする。

レブン(ニコール・デ・ボア)

CUBE

数学科の学生。
怯えていたが自分の才能が脱出のヒントになると気付き自信を取り戻す。

レン(ウェイン・ロブソン)

CUBE

7つの刑務所から脱獄した経歴をもち”アッティカの鳥”の異名を持つ。
「アッティカ」はニューヨークに実在する最高度警戒体制がとられている刑務所の名前。

ワース(デヴィッド・ヒューレット)

CUBE

出口を探すことに消極的で無気力な”自称会社員”。
CUBEの外壁を設計した。

カザン(アンドリュー・ミラー)

CUBE

精神障害のある青年だが数学に特異な才能を見せる。
いつも指先を小刻みに震わせており、赤色に恐怖を感じる。

感想(若干ネタバレ)

理由もわからず残酷な罠の中に放り込まれる、という点はSAWシリーズとよく引き比べられる作品。
ですが、SAWシリーズが1人の人物の意図で展開するのに対し、この作品単体ではいきさつも理由も全くわからないというのが大きな違いかと思います。

人が死ぬんだから、それなりの理由があるはず

と思っている人は、すっごいモヤモヤが残ると思います。
一応、続編「CUBE ZERO」で謎解きというか、理由と黒幕はうすぼんやりと判明するようになっています。

ホラーとしてジャンル分けすれば人間怖い系に入るんじゃないかしら。
外の世界では秩序の番人だったはずの人間の壊れっぷり、かなり怖かった。

時計もなく太陽の光も入らないので、時間間隔もなし。
疲れて眠るシーンはあっても、監獄のような規則的な生活感はなし。
人間の恐怖って「わからない」から来ると思うので、そういう意味では究極の恐怖かもしれません。

加えて「なぜここにいるかわからない」ってことは、自分の意に反して「そこに彼らを入れた何者か」がいるはずなのに、その意図も意思も伝わってこない。
完全な放置プレイです。これもまた怖い。ほっとかないで、構ってよと言いたい。

レンタルDVDの特典映像で、同じ監督の「エレベイティッド(Elevated)」という作品が収録されています。
こちらも「何かに襲われている」のに「襲ってくるものの正体がわからない」ために、本来なら助け合って「何か」を回避しなければならない人たちが殺し合うという悲惨な話。
短編で、ほとんど全てエレベーターの箱の中の映像なのですが、こちらも心理的に怖い作品でした。

ツッコミ(ネタバレ)

クエンティンが自分のことのように自慢してた「アッティカの鳥」の異名をもつレンがトラップにかかるところ、絶望感が半端ないです。
この人がいれば大丈夫って思わせといて、早っ!という展開。

あとは時間の関係上なのか、最初ビクビク怖がってたレヴンがいきなりシャキッ(`・ω・´)となるところ。
全部解明できたわけじゃないのに、いきなりそんな強気になるの?ってちょっと違和感ありました。

6人の登場人物はそれぞれ個性的で、見ていると感情移入したり、この人は殺さないでほしいって人が出てくると思います。
個人的にはハロウェイとカザンが好きでした。

ハロウェイは過酷な状況の中でもカザンを見捨てず、ちゃっかり指揮担当のクエンティンにも言いたいことを言う姿がかっこよかった。

私見ですが、カザンは「CUBE ZERO」の登場人物なのではないかと思われるフシがあり。
「CUBE ZERO」を見た後で「CUBE」を観ると、ラストに響くものがあります。

おすすめ作品

リセット・ゲームという作品で、CUBEと同じく「なぜか知らんが、巨大な建物の中に閉じ込められて様々なトラップを避けつつ生き残れ」という作品。

こちらは囚われ人が高校生なので、青臭いフレッシュなやりとりに心和む場面もあろうかと。

シリーズ作品

「CUBE」の正当な続編としては、「CUBE2」と「CUBE ZERO」があります。

CUBE2

正方形の部屋に入れられてトラップで追い詰められる、っていうところだけ同じで、「CUBE」の設計や設定は全然違っています。
まったく別作品として観るのがよろしいかと。
「CUBE」の設定が完全にSFで、トラップも血と金属の生臭いものではなく、CG全開。
逆にSAWやCUBEの生臭いトラップはダメ~という人には見やすいかもしれません。(そもそもそんな人がこんな作品観ないかな)

CUBE ZERO

時系列でいえば本作「CUBE」よりも前の話。CUBEを管理している側の視点が少し描かれています。
「CUBE」施設の全体像や外部とのつながりも多少説明されるので、「CUBE」でモヤモヤしている人にはおすすめします。
新トラップがけっこうグロいのでB級ホラーのグロがダメ!という方は避けたほうがよいかもしれません。

この他に設定や日本語タイトルの似た作品として「ザ・キューブ・ファイナルトラップ」という作品がありますが、「CUBE」シリーズへの関連はありません。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

Posted by ゆえ