河瀬直美監督の映画「光」のキャスト・あらすじ・評価。カンヌ・エキュメニカル賞とは?

2019年6月5日

奈良県出身の映画監督・河瀬直美さんの作品「光」が、カンヌ国際映画祭・エキュメニカル賞を受賞しました。
フランスの映画ファンからも高く評価されている本作、日本での公開日・上映期間などをチェックしました。

映画データ

【監督・脚本】河瀬直美
【出演】永瀬正敏ほか
【時間】102分

あらすじ

単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。

美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が過去に撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつかこの場所に連れて行って欲しいと願うようになる。

命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。
彼の葛藤を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめるー。

引用:「光」公式サイトより

キャスト

中森雅哉(永瀬正敏)

弱視から視力を失いつつある天才カメラマン。

尾崎美佐子(水崎綾女)

視覚障害者向けの、映画音声ガイドの仕事を通じ

智子(神野三鈴)

美沙子の上司。
劇中映画女優・時江。

明俊(小市慢太郎)

智子の夫。

北林監督(藤竜也)

劇中映画俳優・重三。

公開された期間

映画「光」は2017年5月27日(土)より全国の劇場で公開されました。
公開終了した時期は劇場により異なっています。

気になるところ

フランスで開かれているカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されている本作。
現地の映画雑誌では5段階中4という高評価を得ています。

フランスの映画ファンから「映像が美しい」「涙が止まらない」という感想が聞かれ、映画祭での上映後は拍手が鳴り止まなかったといいます。

映像は河瀬直美監督が生まれ育った奈良県を舞台に撮影されています。
よく見る日常的な風景のひとつひとつを、見えなくなる人の視点で見たならば、一瞬一瞬はとても貴重で美しく見えるのかもしれません。

視力を失いつつある男性はカメラマンで、視覚で伝えようとする人。
その男性に寄り添う女性は音声ガイドとして、言葉で伝えようとする人です。

心の中にあることを伝える手段が違っても伝わるということも、この作品を通じて信じらるように思います。

エキュメニカル賞ってどんな賞?

映画「光」が受賞したエキュメニカル賞とは、カンヌ国際映画祭にてキリスト教の団体から選ばれる賞なのだそうです。

「エキュメニカル」という言葉のもとになっているのは「エキュメニズム」です。
キリスト教はヨーロッパに古くからある宗教で、様々な教派があります。
これらの教派の違いを超えて、結束しようという主義・運動のことを言います。

1974年からスタートしているとのことで、実はけっこう歴史がある賞なんですね。
40年以上続く賞ですが、日本人では2000年に青山真治監督が「EUREKA」に続き2人目。
日本人女性では河瀬直美監督が初めての受賞となります。

感想・評価

試写会で観ることができた方は、あまりにも素晴らしい作品でどう表現してよいか分からないという感想を寄せていました。

言葉でないものを受け取り、言葉にできない感動が湧いてくる作品のようです。

劇場の暗闇の中で、作品の世界に浸って観たいですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

Posted by ゆえ