映画「追憶」の原作、関連作を紹介。キャストとあらすじ、感想を紹介

「鉄道員(ぽっぽや)」「あ・うん」など、高倉健さんを主演とする名作映画を作ってきた監督とカメラマンのコンビが作り出した映画「追憶」。
主演は激しいアクションも重厚な人物も演じる岡田准一さん。
痛みや辛さを背負って生きる人間を描く作品の原作、あらすじをご紹介。
映画データ
【監督】振旗康男
【脚本・原案】青島武 瀧本智行
【主演】岡田准一、小栗旬、柄本佑
【時間】99分
あらすじ
富山県の漁港で起こった殺人事件をきっかけに、かつて親友だった3人の人生が再び交わることになる。
四方篤(岡田准一)、田所啓太(小栗旬)、川端悟(榎本佑)の3人は、25年前に親に捨てられ、家族のように過ごした関係だった。
そこで起きた「ある事件」。
そしてそれぞれが背負った苦い想い。
ときを経て再会した3人は、刑事・容疑者・被害者となっていた。
3人の過去に何があったのか。
家庭をもち、それなりに生きてきた3人の人生が、再び絡み合ったのは何故だったのか。
キャスト
四方篤(岡田准一)
妻・美那子へ自分の心をうまく伝えられず、すれ違いの日々を送っている刑事。
富山県の漁港で起きた事件を担当することになる。
田所啓太(小栗旬)
会社の好転、妻・真理の妊娠、新居の建築…幸せの絶頂と思われる中、殺人事件の容疑者とされる。
川端悟(柄本佑)
倒産寸前の会社と家族のために金策に奔走していたところ殺害された。
仁科涼子(安藤サクラ)
25年前、親に捨てられた四方・田所・川端が身を寄せていた喫茶「ゆきわりそう」の店主。
山形光男(吉岡秀隆)
喫茶「ゆきわりそう」店主の涼子に好意を寄せる常連客。
四方美那子(長澤まさみ)
四方篤の妻。
篤とは別居中。
田所真理(木村文乃)
田所啓太の妻。
妊娠中で、出産を間近に控えている。
上映期間
映画「追憶」は2017年5月6日(土)より6月中旬頃まで全国の劇場で公開されました。
気になるところ
演技力に定評のある実力派の俳優・女優さんが出演されていて見ごたえのある作品になっています。
監督の降旗康男さんは、主題となる事件だけでなく、登場人物の背景・苦悩しながら生きる人の人生を描くことに定評があるそうです。
私は人間ドラマ・特に邦画はあまり観ていないのですが、あらすじを読んだところで、岡田准一さん、小栗旬さん、榎本佑さんの演じる幼馴染3人の間に起きた出来事がとても気になってしまいました。
原作は?
公式サイトにて作品情報では、「追憶」は原案・脚本を青島武さん、瀧本智行さんのお二人が担当されたと記載がありました。
確認したところ、2017年3月7日に、青島武さん作「追憶」が出版されていました。
出版社である小学館の解説にも「映画原作小説」とあります。
感想・評価
作品を観たという方からはこんな感想があがっていました。
- 心地よい余韻が残る作品
- 深い
- 引き込まれた
- 切なくて美しい作品
出演された小栗旬さんはインタビューで
全体的に”柔らかみ”や”温かみ”が流れている。
観終わったあとに、ジワーッと良かったなと思う映画引用元:劇場配布パンフレット
と語っていました。
かなり期待されている作品のようです。
どっぷりと感情移入しつつ観たい作品ですね。
関連作品
降旗康男監督の作品は「少年H」「鉄道員」など多数ありますが、今作の脚本家である青島武さん脚本の作品に、高倉健さん主演の「あなたへ」があります。
主人公の妻が亡くなった後、郵便局に保管されていた遺言書が届き、主人公は妻の遺言を叶えるため旅をするという物語です。
今作同様、人生を深く味わう良作のようですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!