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M・ナイト・シャマラン「シックス・センス」ネタバレ感想。ラストの冷気の意味に泣いた

   

M・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」を観ました。
ジャンルとしてはホラーですが、ひたひたと優しさがしみるような素敵な作品でした。
観たきっかけや感想、ラストの冷気の意味も調べてみました。
※ストーリー結末までネタバレしています。ご注意ください。

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映画基本情報

監督:M・ナイト・シャマラン(1999年)
時間:107分
出演:ブルース・ウィリス

観たきっかけ

2017年7月、M・ナイト・シャマラン監督の最新作となる「スプリット」が劇場公開されます。

…と、知ったふうに言ってますが、私はM・ナイト・シャマラン監督の作品をまだ観たことがなかったんです!
(/ω\)

そこで「スプリット」公開前に予習をしておこうと思い、まずは作品そのものも気になっていた「シックス・センス」を観てみました。

「シックス・センス」は新作「スプリット」と直接の繋がりはないようですが、M・ナイト・シャマラン監督の作品中でも評価の高い作品です。

2017年5月現在、「シックス・センス」はdTVにて配信中です。

あらすじ

小児心理学者マルコム・クロウは9歳のコール・シアー少年のカウンセリングを担当する。

コールは「死んだ人が見える」シックス・センス(霊感)の持ち主であり、マルコムに助けを求める。

マルコムはかつてカウンセリングを行った10歳の少年を救うことができず自殺に追い込んだことから、コールの力になりたいと考える。

登場人物

マルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)

小児心理学者。
10年前にカウンセリングを行ったヴィンセント・グレイに銃撃された。
9歳のコール・シアーのカウンセリングを行うべく接触する。

コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)

9歳の少年。
両親が離婚し、母と飼い犬とともに暮らしている。
シックス・センス(霊感)があるため、死者が見え、会話することができる。

アンナ・クロウ(オリヴィア・ウィリアムズ)

マルコムの妻。
仕事で家庭を省みることのない夫を献身的に支えていたが、ヴィンセントの発砲事件以降、マルコムとの会話がなくなる。

リン・シアー(トニ・コレット)

コールの母。
息子の奇妙な言動に悩まされながらも、彼を深く愛している。
息子を安心させるため「私の顔を見て」と言うのが口ぐせ。

ヴィンセント・グレイ(ドニー・ウォルバーグ)

10年前、10歳のときにマルコムのカウンセリングを受けた患者。
マルコムの自宅に押し入り「自分は呪われていた」「治してくれなかった」「約束したものをよこせ」などと言い発砲。
マルコムを撃った後、自分も頭部を撃って自殺した。

感想

よくできたストーリー!
最後まで見終わったあとで、もう一度最初から見直しました。

ラストで「そうだったのか!」という仕掛けがあり、それが分かってからもう一度見ると、散りばめられた伏線に気付くという心憎い演出。

ストーリーのネタバレは下記にまとめていますが、本編を観ようと思っている方は結末を知る前に観られることをおすすめします。

ストーリー以外にも、人物の性格特徴がわかりやすく、無駄に大勢の人物が出てこないのでスッキリしています。

そしてこの登場人物たちがみんな優しい。

コール少年は9歳、小学校3年生くらいです。
夜な夜な自宅に、血みどろ、やつれ、傷だらけの見知らぬ人が出るとなれば、泣き叫んで母親のベッドに飛び込んでも仕方ありません。
なのに、彼は母に秘密を打ち明けることなく、手製のテントにこもり自作の祭壇の前で一人堪えて震えているのでした。

そんなコール少年の母もまた彼に深い愛情を注いでいるのです。
霊が見えるばかりに挙動不審になってしまうコール少年は、周囲から化け物呼ばわりされているのです。
コール少年は母もまたそう思っているのかと心配しますが、母は決してそんなことは思っていないと断言します。

マルコムは妻との関係に悩みながらも、コール少年を放っておくことができず、学校や家を頻繁に訪れ、落ち込み荒む気持ちを少しでも明るくしようと働きかけます。

マルコムの妻アンナは、マルコムを待つ間、二人の結婚式の日のビデオを繰り返し見ています。
マルコムは妻の気持ちが離れたかのように悩んでいますが、アンナの愛は少しも冷めていないことがわかるのです。

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小ネタ

M・ナイト・シャマラン監督は、毎回自身の作品に出演しているそうです。
「シックス・センス」にももちろん出演しているというので、探してみました。

いました!
中盤、コールくんが病院に運ばれた場面で登場します。

本当はもっとたくさんのシーンに出演する予定だったらしいのですが、監督自身が演技の出来栄えに納得できず、カットしてしまったとか。

自分の演技にもきっちりダメ出しするところは、さすが監督!

ネタバレストーリー

ストーリーの流れを、かなり大雑把にラストまで紹介します。
※完全ネタバレしていますのでご注意ください。

マルコム・クロウ博士(ブルース・ウィリス)は児童福祉に貢献し、フィラデルフィアの市民栄誉賞を受賞。
その夜、10年前に関わった患者ヴィンセント・グレイ(ドニー・ウォルバーグ)に銃で撃たれる。
ヴィンセントはその場で拳銃自殺する。

翌年、マルコムは新たな患者としてコール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に面会する。

コールの自宅では不可解な現象が起きていた。
しかしコール本人と母(トニ・コレット)以外には秘密。

マルコムと妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムズ)との仲は、銃撃事件以降冷え切っている。
結婚記念日、アンナは遅れてレストランにやってきたマルコムと口もきかない。

マルコムはこまめにコールと面会し、コールが周囲から「化け物」と呼ばれていることを知る。

コールが学校で、教師に向かって「そんなふうに僕を見るな」「しゃべり方がヘンだ」と繰り返しわめき、怒鳴られる。

友達のバースデーパーティーに招かれたコールと母だったが、コールは同級生のいたずらによって小部屋に閉じ込められ失神。

運ばれた病院で、コールの体にアザがあることを見咎められ、母は虐待を疑われる。

マルコムがコールに過去の話をしたことでコールはマルコムに自分の秘密―死んだ人が見える―を打ち明ける。

学芸会を見に来たマルコムに、コールは死者が見えるときの感覚を説明する。

コールの母はコールを誤解し、信頼関係にひびが入る。
コールは母を気遣い、自宅で幽霊に遭遇して恐怖に怯えても母に秘密を打ち明けることができない。

マルコムは過去ヴィンセントに対して行ったカウンセリングセッションのテープを聞いて死者の声を確認する。

マルコムはコールに「死者は何かを求めている、助けるために死者の声を聞こう」と提案。
コールは怖がりつつ提案に同意し、死者の求めに応じて行動する。

死者をむやみに怖がることがなくなったコールは、情緒も安定し学校でも活動的になる。

コールは母にも秘密を打ち明け、信頼と絆を結び直す。

コールはマルコムに、妻と話すには眠っている時に話しかければよいと教える。

帰宅したマルコムは眠っている妻に話しかける。
妻が答えるように「どうして私を置き去りにしたの」と呟く。
結婚指輪が転がり、マルコムは自分の指に指輪がはまっていないことに気付く。

自分がヴィンセントに撃たれて死んだことを思い出したマルコムは妻に別れを告げる。

リピートして気付いたこと

結末を知ってから、もう一度始めから観直しました。
マルコムが死んでいるという前提で観ると、不自然なところがすべて納得。

マルコムとの関係に不満を抱いているはずのアンナが結婚式のビデオを繰り返し見ていることや、テーブルの食べかけの食事が1人分しかないことも合点がいきます。

また、コール少年が病院に運ばれた時。
医師の説明を聞いている同じ室内にいながら、マルコムは医師としても学者としても意見を聞かれることなく、言葉を発することもありませんでした。

そしてコール少年の言っていた「幽霊が出てくると寒気がする」という言葉。
マルコムが眠るアンナのそばに立つと、アンナの息が白くなり、震えながらショールなどをかき寄せているのです。

一度目はコール少年に視点を向けて観ましたが、二度目はマルコムに注目して観ました。

ヴィンセントを救えなかったこと、アンナとの「大切な夜」が最期の夜になってしまったことが心残りで、旅立つことができなかったのだと分かり、切なさ倍増…。

旅立ちのとき、愛しているよと伝えたマルコムへ眠ったまま答えるアンナの優しい「おやすみなさい」で涙ぼろぼろ。

素敵な作品でした。
もっかい観ようっと。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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