魔女の宅急便のキキは何でも乗り物にできるか。こんな飛行道具は?

魔女はほうきで空を飛ぶ!
定説通りの魔女が登場する魔女の宅急便、略して魔女宅ですが、キキはほうき以外のものでも空を飛んでます。
キキは何でもほうきの代わりに乗りこなせるのでしょうか?
映画本編と原作から探ってみました。
※アニメ映画「魔女の宅急便」・小説「魔女の宅急便」(角野栄子作)のネタバレを含みます。
キキのほうきは特別?
魔女のほうきは普通のほうきと何か違うのでしょうか?
キキが持っているほうきはお手製です。
旅立ちの時はお母さんに言われて、しぶしぶ使い込まれた古いほうき使います。
キキにお母さん・コキリさんは、使い込んであるほうきは嵐にも驚かずに飛ぶ、と言っています。
飛んだことがあるほうき、特に魔女に使い込まれたほうきは、飛ぶことに慣れていて使いやすいほうきであることは確かなようです。
でも、キキはお母さんに内緒で自分のほうきを作っていて、その新しくてかわいいほうきで旅立つつもりでした。
これから修行に出る新米魔女でも作れるということは、特別な魔法がかかったほうきというわけでもないようです。
ほうき以外でも飛べるか
では魔女は、魔女が作ったほうきでしか飛べないのでしょうか?
映画の中のキキが乗って飛んだ、ほうき以外のものは2つありました。
1つはトンボの作ったプロペラ付きの自転車です。
飛んだというか、落ちるのに時間がかかったという感じでしたが、ガードレールを越えて崖のようなところを落ちましたよね。
キキが乗っていたおかげでトンボもキキも大怪我をせずに済んだとは言えるでしょう。
もう1つはデッキブラシです。
しかも行き当たりばったり、たまたまお掃除していたおじいさんから借りています。
かなり気合を入れて飛ばした上、なかなかコントロールができませんでしたが、結果的には地面スレスレでトンボをキャッチする神業で2人とも無事でした。
原作を見てみると、2巻でカバを運ばなければならなくなったキキがほうきの柄を見つめながら
<(略)ほうきが飛ぶんじゃないんだわ。魔女だから、飛ぶのよね>
と考えるシーンがありました。
道具が弱々しくても魔女の力で飛ぶので大丈夫、という場面です。
伝統的な魔女のスタイルとしてほうきにまたがっているけど、他のものでも飛ぶことはできそうですね。
こんな飛行道具はどうでしょう
原作第6巻で、キキの娘・ニニが「なにが一番魔女の乗り物らしいか」と考えています。
ニニが考えた魔女の乗り物は、イス、ほうき、フライパン、くつ、カバンで、結局ほうきが一番魔女らしいと落ち着きます。
魔女の宅急便とは別の話ですが、「マザーグース」では魔女がガチョウに乗って飛んでいます。
原作ではキキが管楽器をぶら下げて運んだので、楽器に風が吹き込まれて空の上でプープー音が鳴ったというお話がありました。
バスクラリネットやウッドベースなどの大型楽器に乗って飛ぶのも素敵かもしれません。
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まとめ
- キキのほうきは手作り。
- 手作りだけど特殊なほうきではない。
- キキはほうき以外のものでも飛べる。
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おまけ
原作で使われている魔女のほうきの材料をご紹介します。
原作でキキはほうきを盗まれたり壊れたりして、何度かほうきを修理したり、新しく作ったりしています。
その際、柄に選ぶのはトネリコの木で、房の部分には柳の枝を使っています。
トネリコの木は弾力性がありしなやかで、折れたり割れたりしにくい木材になります。
ヨーロッパの伝統的な(?)魔女は、トネリコの木のそばに住んでいて、ほうきの柄はトネリコで作ったという話もあるので、このあたりは伝統的な材料なのですね。
…といっても、キキが落ち込んでいる時など、そのへんにあった間に合わせの木の枝で済ませてしまったり、古いほうきから材料を分けてもらったりもしています。
伝統的な材料はあるけれど、代用品でも大丈夫なようですね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました