ラピュタの怖いロボットは巨神兵と似てる!?名前はある?

何度もテレビ放送されている人気アニメ・天空の城ラピュタのロボット兵に注目してみました。
あのロボット…怖い?かわいい?ヘンな奴??
ラピュタの怖いロボット
宮﨑駿監督の作品にはユーモラスな形の乗り物や不思議な生き物、そしてロボットが登場しますね。
天空の城ラピュタには、空中都市ラピュタとその王族に仕えるロボットたちがたくさんいます。
映画の中に登場しているのは2種類のロボットでしたね。
1つは王族を守護するロボット、もう1つは空中庭園の世話をする園庭ロボットです。
兵隊ロボットは目からビームが出るし、めちゃくちゃな飛び方をするし、手足が蛇腹だしで、なにやら怖い!
同じ形の園庭ロボットが平和すぎる存在なので、余計に怖いですね。
終盤でラピュタ本体から蛹のような形のロボット兵がばらばらーっと出てくるところはもう、虫の群れを見るような気持ち悪さでした。
ロボットに名前はある?
ところで、このロボットたち、いずれのタイプにも名前は特についていないようです。
ほぼ同じ形のロボットが、宮﨑駿さん脚本・演出をしたルパン三世シリーズ中に登場しています。
ルパン作品中では「ラムダ」という名前がついていました。
ソックリですね!
それもそのはず。宮崎監督はラピュタのために特殊なロボットをデザインしなくてもいいと考えていたようです。
ロボットだということが分かればOKという感じで、過去に登場していたラムダをそのまま使ったようです。
ナウシカの巨神兵と似てる!?
時々、ラピュタのロボット兵とナウシカの巨神兵が同じだと思っている方をお見かけします!
実は別物です。人間サイズと比較すると、大きさも全然違うんですよ。
- 出典:二馬力 徳間書店
でも似ているのは当然。いずれのロボットもデザインしたのが同じ人だから!
エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明さんです。
2012年に開催された特撮博物館では立体の巨神兵の迫力というかグロさ加減に圧倒されました(汗)
というか、アニメの中では完成形の巨神兵を見られなかったので、ここまでグロテスクだとは思ってなかったんですよね。
完成形巨神兵は日テレ特撮博物館のサイトでぜひご覧ください。
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ラピュタのトリビア
知っていても知らなくてもいいラピュタのトリビアです(笑)
「バルス」という言葉について
パズーとシータが手を取り合って唱えた滅びの言葉「バルス」。
トルコ語なのでは?とか造語だ、など様々な意見があるようですが、かなり信ぴょう性の高い元ネタを提供してくれているツイートがありました。
これが「バルス」の元ネタ。諸星大二郎「マッドメン」より。 pic.twitter.com/fOlcBCGllG
— 竹熊健太郎《地球人》 (@kentaro666) October 23, 2015
このツイートをした竹熊健太郎《一直線》さんは、無料Web雑誌「電脳マヴォ」の編集長さんで、宮﨑駿監督に直接インタビューをされたこともあるそうです。
その際、上記ツイートの漫画の作者、諸星大二郎さんについても多くのお話をされたとのことです。
宮﨑駿さんの作品には「バルス」という言葉以外にも、諸星大二郎さんの作品から影響を受けていると思われるものが登場しているとの指摘も。
宮崎さんに影響を与えた作品となると…気になりますね!
かなりマニアックな作品が多い諸星大二郎さんですが、古書店を回ってでも読む価値ありですよ~。
ドーラとその息子、手下について
ドーラが優しく呼びかけている息子たちの名前を覚えていますか?
ルイ、アンリ、シャルル…どこか気品を感じる響きですよね。
それもそのはず、これらはフランス国王の名前なのです!
でも本人たちは自覚があるのかないのか…(笑)
そして息子以外のドーラの手下たちについて。
彼らは小説版では仮名がついていたそうですが(カ、キ、ク、ケ、コという名前。ひどい(笑))映画では呼ばれることはありません。
設定では、それぞれポルトガル人、エジプト人、中国人、日本人、セネガル人なのだそうです。
あっちこっちで雇ったんでしょうかね?
最後に、ドーラはシータを「若いころのあたしにソックリ」と言っていますね。
肝っ玉の太い(体も)ドーラのどこをどうやったって似ないと思いますよね(汗)
実はドーラの部屋に飾られている昔の肖像画、本当にシータにそっくりな姿が。
もしテレビ放送を録画していた人は再チェックしてみてください。
おまけ
天空の城ラピュタが劇場公開されたのは1986年。
私は当時小学生で、子供だけで映画館に観に行った初めての作品でした!
最初に友達から映画のタイトルを聞いた時、あまりに耳慣れない発音で何度か聞き直したのを覚えています。
「らぴゅた」って発音むずかしくないですか?(汗)
それから30年。2002年にDVDが発売されてからでも14年。
この間に10回以上もテレビ放送されているのに、未だに放送されると20%近い視聴率になるのです!
日本を代表する素晴らしい作品のひとつですね!
ちなみにジブリ作品の中で、2015年末までのテレビ放送回数最多は風の谷のナウシカ(16回)です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!