99.9シーズン1第5話ネタバレ感想

佐田ファームがそれなりにまとまって事件を解決し始めたところで、メンバーの過去にも関わる複雑な事件が起きたようです。
いつものように深山の耳芸でさくっと解決することができず…。
第5話・第6話で前後編になりました。
あらすじ
深山 (松本潤) は、三枝 (平田満) を暴行したとして逮捕された 谷繁 (千葉雄大) の弁護を担当することになる。事件当時のことを聞くため、彩乃 (榮倉奈々) と共に接見するが、その最中に谷繁は 「あいつが殺したんだ…」 と呟きながら倒れ、意識不明の重体となってしまう。
被疑者から話を聞けなくなってしまった深山と彩乃は、目撃者から 「『お前が殺したんだ!』 と叫びながら殴っていた」 と聞く。だが、被害者の三枝は、谷繁と面識もないのに襲われたと主張。納得の出来る証言を聞けない中、深山と彩乃は谷繁の妹に会いに行く。
一方、不起訴の決裁が増えている検察官の丸川 (青木崇高) は、検事正・大友 (奥田瑛二) から忠告をうける。さらに、過去の案件で再審請求を出されているから資料に目を通しておけと指示される。その資料には、ある名前が記載されていて……。
出典:TBS 99.9公式サイト
ネタバレ
谷繁の妹(柊子)は深山と立花に家族のことを話す。
- 父は「朱蓮フーズ」という会社の社長だった
- 父親が18年前に死亡
- ずっと「父は自殺した」と聞かされていた
- 2ヶ月前、母が死ぬ直前に「お父さんは本当は殺された」と言った
- 母の遺品の中に父の手帳を発見
- 父の手帳には「PM10バー山本 12」とメモがあった
- 父は死の直前に誰かに会っていたようだが相手は不明
谷繁社長と被害者・三枝の間に何か関係があったと考える深山たち。
さらに、18年前、谷繁社長死亡の2ヶ月後に、「朱蓮フーズ」が「五車製粉」という会社に買収されていたことがわかる。
買収後、「五車製粉」が再契約した「朱蓮フーズ」の契約会社の中に、三枝の「理白冷蔵」があった。
谷繁社長は三枝にとって「取引先の社長」だった。互いに知らないはずがない。
立花は元「朱蓮フーズ」社員の話から、当時、谷繁社長の死が他殺と思われる証拠がいくつもあったことに気付く。
- 谷繁社長が死亡した日、社長は退社後再び会社に戻ってきた
- 社長室にはいなかった
- 社長はタバコを吸わない人だった
- しかし喫煙所だった屋上の扉が開いていた
- 屋上には吸いかけのタバコがあった
- 屋上には子供の誕生日ケーキが置いてあった
深山は谷繁社長の手帳にあった「バー山本」の店員から当日の様子を聞く。
谷繁社長は誰かと待ち合わせており、そこに電話がかかり「会社の屋上で会う」と話をしていた。
さらに深山と立花は、当時谷繁社長の死を調査していた刑事に話を聞く。
- 谷繁社長が死亡したのは1988年10月23日の午後11時
- 同日、資産家令嬢殺人事件が発生
- 理白冷蔵は当時経営難だった
- 朱蓮フーズに融資を申し込んだが断られていた
- 屋上のタバコに残った唾液のDNAも三枝のものだった
- 朱蓮フーズ付近で三枝を目撃したという証言あり
- そこまで証拠がありながら「証拠不十分」で「自殺」とされた
18年前、三枝が谷繁社長を殺害したことはほぼ確実で、あとは谷繁社長が事件当時会っていたのが三枝だったことを確認するのみ。
深山は谷繁社長が冗談好きだったことから、手帳の「12」が三枝=さんし=3×4というダジャレだと気付く。
数々の証拠をもとに三枝を問い詰める深山と立花だったが、三枝は谷繁社長の殺害を認めず
「私は公明正大な場所で証言をしたんだよ。誰も私を逮捕することなんてできない」
と不敵に笑う。
三枝は、谷繁社長殺害当日に発生した「資産家令嬢殺人事件」の目撃証言をした人物だった。
令嬢殺人事件は、容疑者が否認を続け、状況証拠と三枝の証言だけで有罪が確定していた。
杉並で発生した事件を目撃したことになっている三枝が、川崎市で谷繁社長と会うことは不可能。
深山は休暇で海外へ出かけようとしていた佐田を引き止め、なぜそんなことになったのか、と問い詰める。
佐田は当時、令嬢殺人事件の担当検事だった。
杉並区資産家令嬢殺人事件
1988年10月23日夜11時頃、杉並区でヤマノ不動産の社長令嬢・小野美希が何者かに頭部を殴打され殺害された。
娘を殺されたヤマノ不動産社長は経済界の重要人物であり、警察は捜査に注力した。
容疑者となったのは被害者の恋人・マシマだったが、マシマは一貫して容疑を否認。
しかし警察と検察は、事件の目撃者・三枝の証言と状況証拠からマシマを犯人と断定。
裁判でマシマの有罪が確定し、無期懲役となった。
以来18年間、マシマの弁護士からは何度も再審請求が出されているが棄却され続けている。
当時事件を担当した検事は佐田、主任検事は東京高等検察庁・十条検事長(中丸新将)だった。
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視聴率と感想
視聴率は現在確認中です。
前回ラストで深山の過去回想シーンがあったので、深山の過去に迫るのかと思ったら。
深山ではなく佐田さんの過去に絡んでいるようです。
最初に暴行事件の被害者・三枝の名前と写真を見たときの佐田さんの顔。
確実になんか知ってるでしょ。
元朱蓮フーズ社員の話で「現場にいたし、この人真っ先に疑われそう」と思ったのは私だけじゃないはず。
会社買収されても、その後18年も五車製粉で仕事されてますし。
あとは、携帯に電話がかかったのなら着歴なり通話記録なり残ってないのかなと思ったんですが、仮に残っていたとしても「証拠不十分」って言われたんでしょうね~。
でも社長さんとは良い関係だったようですし、動機がないかな…。
三枝さんの「いらっしゃ~い」ポーズをしながら話してくれてたし、きっと悪い人じゃないんでしょう。
深山のお父さんは亡くなっていたんですね。
お墓参りに行くんだろう、とおにぎりを用意する、いとこの坂東(池田貴史)の優しさにほっこりしました。
で、アフロおにぎり。ちょっと食べてみたい。
企業法務担当の弁護士・志賀(藤本隆宏)はパラリーガルの戸川(渡辺真起子)に、志賀の部下の弁護士・落合(馬場徹)は立花に、それぞれ想いを寄せているようですね。
女性陣はちょっと引き気味でしたが、わかりやすくて吹きました。
そして繰り出されるオヤジギャグ。
今回は本物のオヤジから繰り出されてましたね。
深山のオヤジギャグはお父さんゆずりだったことも判明。
あんな素敵なお父さんなのに
「そんなラグビーじゃ、アクビーが出る」
「いただきマングース」
そして過去の事件の被害者・谷繁社長の
「先に行っててもら、えるさいず?」
(無理やりだなあ)
12の謎が解けた深山の
「そんなあだなは、やあだな~」
には、「ひろくん大好き」な、かたかなこちゃんもさすがに「ちょっとやだあ…」。
プロレスネタ
【放送まであと1時間!】5月15日(日)21時~TBS系列にて放送の『99.9 刑事専門弁護士』に、オカダ・カズチカ(@rainmaker_chaos)&外道が出演! https://t.co/KquqeYVJqc #njpw pic.twitter.com/ySsqiDvZoX
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2016年5月15日
今回もたくさんありました。
プロレス知らない私は「えっ、これもプロレスネタ?」と耳ダンボで画面前にはりついてます。
ちなみに新日本プロレス44周年だそうです!
おめでとうございます!
トランキーロ
「トランキーロ」は、スペイン語で「焦るな」という意味なのだそうです。
新日本プロレスの内藤哲也さんがメキシコから帰国して以来たびたび口にしていたため、プロレスファンはよく知っている言葉のようです。
ちなみに同じく内藤哲也さんの「カブローン」は第3話にも登場しました。
いっちゃうぞバカヤロー!!
プロレスの小島聡の決まり文句、合言葉なのだそうです。
「盛り上がっていこうぜ」とか「必殺技いくぞ」とかそういうシチュエーションで使われるのでしょうか?
想像ですが、これが出るときっと観客が沸くんでしょうね~。
モンゴリアンチョップ
肩こりに効きそうな技ですが、痛い?効くの?と思いませんか?
榮倉さんがやるとあまり痛くなさそうなのですが、プロレスラーの方々は筋肉隆々、体重もかなりあるはずなので、全体重かけて、と考えると、痛いどころではないのかも…。
白目むかずに
ポスターに写っているのは新日本プロレスの永田裕志選手と思われます。
技をかけながら白目をむくという特徴があるので「白目むかずに…」なんですね。
「ナガタロック」は2006年に永田裕志選手が設立した事務所の名称です。
エレキングス
小料理屋「いとこんち」に現れたおかしな二人組「エレキングス」を演じていたのは、「エレキコミック」のお二人です。
エレキコミックは1997年結成のお笑いコンビで、片桐仁さんと共に「エレ片(えれかた)」というユニットとしても活動しています。
現在、TBSラジオで「JUNKサタデー エレ片のコント太郎」を放送中です。
番組公式サイトはこちら
エレキコミック
やついいちろうさん
写真向かって右の方。
1974年11月15日 三重県出身
さそり座 O型
今立進(いまだち・すすむ)さん
写真左の方。
1975年09月27日 東京都出身
てんびん座 A型
王様のブランチでのコメント
エレキコミックのお二人が片桐仁さんとともに「王様のブランチ」に出演、松本潤さんに「片桐仁は大丈夫ですか?」と質問。
松本潤さんは
「(片桐仁さんが演じると)ミラクルが起きる。テストしてるのに本番が全然変わっちゃう。こういう作品だから(そういうことが起きても)いい」
と答えていました。
また、第5話ではエレキコミックと片桐仁さんの絡みシーンがありましたが、松本潤さんは「3人がそろった時のパワーはすごい」とも。
アフロだらけのものすごく濃い場面でしたが、撮影現場は更に濃いパワーで満ちていたんでしょうね!
おまけ
ザ・タイガース
斑目さんを演じる岸部一徳さんは、グループ・サウンズ「ザ・タイガース」のベース兼コーラスを担当されていた方。
TシャツにTIGERSの文字がチラリ。
そして携帯(ガラケー)の着メロも…?
こみこみ?
「いとこんち」のトンチ看板。
仕込み中ですね。わかりやすい。
ダジャレ標語
今回の加害者の父・谷繁社長は大変冗談が好きな人で…と説明されてましたが、社内標語が全部ダジャレとは。
「屋上に苦情、喫煙所炎上」
「寝タバコは危ない、ゲタ箱は屋内」
「ストレスは溜めず、教習所は鮫洲(品川区・鮫洲運転免許試験場)」
「タバコは吸いたい、会社も衰退」
「喫煙所はコッチ、カールはゴッチ(ゴッチ・カール。ドイツ人プロレスラー)」
「屋上は極上、汚れたら洗浄」
会議中に連発されたら、話進まないですねー…。
ダイ・ハード
娘さんの帰国で空港にお迎えに行った佐田さんと奥さん。
あれ、娘さんの後ろに…
ブルース・ウィリス!?
空港だから、ダイハード2かな。
過去の事件
検察官の丸川が積み上げていた資料の中にあった、このファイル。
上にあるのは日曜劇場枠で放送された「ATARU」のスペシャルドラマ「捨て山探偵社物語〜「阿南公太君誘拐事件」」。
そしてその下に2冊重ねられているのは映画「図書館戦争」の舞台「武蔵野第一図書館」に関する事件です。
TBSドラマのファンなら「あっ」と気付く小ネタでした。
五車製粉…ん?
谷繁社長の死後、朱蓮フーズを買収したのは「五車製粉」という会社で、その際、朱蓮フーズの取引先と再契約した、という説明がありました。
再契約した会社の名前は
理白冷蔵、十座水産、飛雄井乳業…。
シュレン、リハク、ジュウザ、ヒューイ
そして18年前に殺害されたのはヤマノ不動(フドウ)産の娘。
漫画「北斗の拳」の南斗五車星(なんとごしゃせい)!?
くぅぅ…1回の視聴では見つけられませんから!
毎回小ネタが多すぎて、メインストーリーよりも背景や小物に目がいってしまうワタクシ。
でもストーリーも面白いんですよね。
今回は1話で解決しなかったので、検察官・丸川や佐田がどう判断し行動するのかすごく気になります。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました!
Comment
5話には野球ネタも沢山ありましたよ‼️
野球ネタも沢山ありましたよ‼️
通りすがりさん
コメントありがとうございます。
ワタクシ、野球ネタは見つけることができませんでした。
疎くてすみません。(>_<)
ヒゲダンスとか、年表メニューとか、他にもいっぱいネタありましたね(汗)
毎回本当にたくさんのネタがあって、ドラマ見てるのかネタ探してるのか分からなくなります(笑)