フラジャイル第7話ネタバレ感想と評価!岸の過去が明らかに?高柴は何者?

フラジャイルも第7話となり、折り返し点を通過しました。
今回は宮崎先生が放射線診断医の元で学びます。
宮崎先生もだいぶたくましくなってきましたね!
今回のあらすじ
岸は宮崎の指導を先輩医師である放射線診断医・高柴に任せようと考えている様子が、前話ラストでチラリと出て来ました。
1人でカンファレンスに出席した宮崎は、その場で報告をする医師にやんわりと意見する高柴を見ます。
岸の強行なやり方とは全く違うアプローチながら、周囲に検査項目の追加を納得させる高柴。
宮崎はそんな高柴に注目します。高柴は宮崎を自分の科に呼び、仕事現場を説明します。
高柴は何かと岸に意見している臨床検査部長・佐田の指導医でもありました。
宮崎は後日、細木と高柴も出席する消化器外科のカンファレンスに出席します。
細木が胃がんを発見した患者・北山奈央の診療方針を決めるカンファレンスだったのですが、担当医の岡崎は内視鏡治療を行い、さらに化学療法後に胃の切除を行うと言います。
早期胃がん、として他の検査をしていなかった副院長・岡崎に、細木も高柴も再検査を求めますが、岡崎は応じません。
前回までに登場していないキャスト
志賀廣太郎(放射線診断医・高柴先生)
中丸新将(消化器外科医・副院長・岡崎先生)
ネタバレ
放射線診断医・高柴の医者人生と、横暴で高慢な医者を岸がやりこめるいつものストーリーが同時進行します。
下腹部痛で診察を受けた患者・北山奈央は内視鏡で胃がんが見つかり、それとは別に肝臓にも異変が見つかりました。
胃がんは内視鏡ですぐに切除されましたが、肝臓の異変は原因を特定する検査が行われていませんでした。
奈央の担当医であり副院長の岡崎は、カンファレンスで高柴・細木・宮崎の3人から詳しい検査をするよう意見が出たにも関わらず、肝臓の異変もがんだと決めつけ、抗がん剤治療を開始します。
一方高柴は、放射線診断科の部下からも、佐田ら病院上層部からも疎まれており、経費削減を理由に解雇されることになっていました。
そんな中、無断で北山のMRIを撮影した高柴と宮崎は、奈央の肝臓の病変が抗がん剤を投与する前よりも大きくなっていることに気付きます。
診断するためには、放射線診断医にしかできない針生検という検査をするほかありません。
宮崎、細木は担当医・岡崎に再度提案しますが、岡崎は頑として受け入れません。
宮崎は高柴が岡崎を説得してくれるものと思っていましたが、高柴は反論しませんでした。
がっかりする宮崎でしたが、岸にそのことを伝えると岸は
「あの人は終わった」
と冷たく言い放ちます。
宮崎は、高柴のおかげで今の病院にCT検査が導入され、さらにその精度が上がって何人もの患者の命が助かったのだ、と反論します。
奈央は岡崎の「治療」に身を任せながらも不安を打ち上げられずにいました。
最初に婦人科で診察をしてもらった細木になら気持ちを打ち明けられる、と病室に細木を呼んだ奈央でしたが、突然激しい腹痛を訴え始めます。
ナースコールで駆けつけた岡崎は病室にいる細木に「出て行け」と怒鳴りつけます。
細木から「岡崎の治療が裏目に出て、肝臓が腫れ、腹膜炎を起こしている」と聞いた宮崎は、確かな診断をつけるため高柴に針生検を行ってもらおうと院内を走り回りますが、高柴はいません。
岸は高柴が「診断の答え合わせをする」ためのカルテ保管庫にいることを知っていました。
あとひと月。
岸以上に現場と衝突を繰り返してきた高柴は、40年の医者人生を振り返り、最後くらいは静かに去りたいと呟きます。
岸は高柴に「認めてほしかったのか」と言います。
「認めてもらえず、負けたまま病院を去ろうとしている高柴よりも、自分の信念にまっすぐな宮崎のほうが、医者として価値がある」
そう言われて、高柴の医者としての想いに火が点きます。
岡崎を説得しようと副院長室の前に立つ宮崎を呼び止めた高柴は、無断で針生検を行います。
検査の結果、奈央は「アメーバ赤痢」でした。
岡崎は「予想できなかった、そんな例はなかった」と否定しますが、細木は奈央が海外で活動していたことを聞いていました。
検査の結果を目の前にしても自分の診断にしがみつく岡崎に、岸は
「主治医が診断も治療も失敗したおかげで苦しんでいる患者がいる」
と一喝。
「捨て台詞を吐きながら病理診断科を出た岡崎の前に、牽制するように中熊が立ちます。
後日、高柴の退職の日。
同じ科の部下は言い訳に花束を渡しただけで、見送りもしませんでした。
宮崎と岸がロビーに見送りに出たところへ佐田が、さも通りかかりを装うようにやってきて高柴に挨拶をしました。
佐田は研修医時代に高柴に指導をしてもらっていましたが、上層部の指示で高柴の退職を進めていました。別れ際の表情は複雑でした。
スポンサーリンク
[ad#co-1]
私的注目ポ!
MRIとCTってどう違う?
今回「CTで●●だったけど、MRIも撮って…」というような会話がありました。
同じように人体を輪切り(失礼!)撮影するものだと思っていましたが、何が違うのでしょう?
CT
X線を使って得た情報をコンピュータで計算し画像化します。
MRIでは抽出の難しい骨や肺の検査に適しています。
放射線被曝の心配があるので、頻繁に撮影するには不向きです。
MRI
磁気を利用して体内の水素原子を検査する方法です。病変部と正常部の違いがCTよりもわかりやすく、輪切りでも縦切りでも撮影可能です。
放射線被爆の心配がないので、複数回撮影する場合には適していますが、撮影に30分~1時間と時間がかかるのが特徴です。
なるほど、こうしてみると必要に応じて撮影方法を変えなければ分からない場合もあるということですね。
アメーバ赤痢とは
赤痢アメーバが原因で起こる疾患をまとめてアメーバ赤痢と呼びます。
以前は消化器症状のことだけを指していたようですが、現在は肝腫瘍、心臓を包む膜、肺、脳、皮膚などに起こる症例も報告されています。
こちらが赤痢アメーバの顕微鏡写真です。
見てるだけで感染しそう(汗)
垣間見えた岸の過去
ドラマの中で少しずつ語られた岸先生の過去。
・もともと臨床医だった。
・岸が前の病院をやめて壮望会へ逃げ込んできた。
・岸が壮望会へ来た時に面倒を見たのが高柴だった。
・中熊教授の「その場所に適応できなければ淘汰される」という言葉
総合すると、他の病院で臨床医として勤務していた岸先生は、周囲に認められず、衝突した挙句「淘汰」=解雇または退職するよう仕向けられて、病理診断医として壮望会へ入った、ということでしょうか。
このあたりもまた話が進むごとに明らかになっていくことを期待します!
フラジャイル、どう思う?
ツイッターからドラマフラジャイルへの声を拾ってみました!
「フラジャイル」って検索欄に入れると「フラジャイル ありえない」って予測が出るくらいには極端なストーリーだけど、医療ドラマだなんて思って観てるから裏切られるのだ。あれは昭和の刑事ドラマやチャンバラ時代劇の仲間だと思えばいいのだ。フジテレビではなく、東映が作ってると思えばいいのだ。
— でんでん (@de__n) February 24, 2016
面白い評価ですね!
確かに、今回もそうですが、岸先生が啖呵を切るところでスカッとしました(笑)
ドラマ「フラジャイル」。原作の「セカンドオピニオン編」を、セカンドオピニオン・エピソードと、高柴先生エピソードの2つに分割。オリジナルの展開を付け加えながら、ドラマに使えそうなシーン&台詞を使わなくても、原作の良さを損なったと感じさせない。いい仕事しているよ。
— psykoma (@psykoma) February 24, 2016
前回1回で原作の5巻を終わってしまうのかなと思っていましたが、さすがの脚本です。
医療ドラマの最高峰にして最高傑作と名高いと聞いたから始めてフジテレビ22時フラジャイルという病理医を主人公にしたドラマを見てみたけど医療にまつわる様々な問題を医療者側から患者側からポイントよくまとめていて勉強になるなこれは現代人としては必修科目としても過言ではないな
— apapapa (@rahsaanmkt) February 24, 2016
様々な問題が…本当に毎回考えさせられますね…。
次週は岸先生が診断をミス!?
森井くんと岸先生が検体を間違えるなんてあり得ない!
これは何か、罠の匂いがしますぞ。
関連記事
フラジャイルまとめ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!