アリス・イン・ワンダーランド2、スネイプ先生アラン・リックマンの遺作に

ハリー・ポッターのスネイプ先生役で知られるアラン・リックマンが2016年1月にがんのため急逝しました。
「アリス・イン・ワンダーランド2」でアブソレムとして声をあてたのが遺作となってしまいました。
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アラン・リックマンについて
イギリスの俳優です。
日本ではハリー・ポッターシリーズのスネイプ先生として大人から子供まで広く知られていますね。
スネイプ先生は物語の最終場面までずっと暗く陰湿で嫌味な先生でしたが、原作のスネイプのイメージにピッタリ!と好評だったようです。
ちょっと複雑な気もしますね。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」では知的なイモムシ「アブソレム」の声も演じていました。
彼特有の低音で響きのある声がとても印象的で、思慮深く物知りなアブソレムそのものというイメージでした。
ですが大変残念なことに、今年2016年1月にがんで急逝。
病気がわかってからも舞台に立っていたというアラン・リックマンですが、70歳を目前にして亡くなられました。
今夏日本でも公開される「アリス・イン・ワンダーランド2」での声の出演が遺作となってしまいました。
出演作
過去に出演した作品で特によく知られているのは「ダイ・ハード」の適役・ハンス・グルーバーです。
今になって見直すと精悍で若々しく、イメージが違って見えますね。
ロビン・フッドではノッティンガムの司法官・ジョージを演じて、英国アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。
「アリス・イン・ワンダーランド」の監督であるティム・バートンの作品にも出演しており、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」にも悪役判事として出演しています。
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スネイプ先生の撮影秘話
映画ハリー・ポッターシリーズ全作を通じて「スネイプ先生」として活躍したアラン・リックマン。
全7巻からなる原作が、全て書きあげられた上で出版されるまで金庫に保管されていたのは有名な話ですが、映画第1作が公開されたのは2001年で、最終巻が出版されるより前でした。
スネイプ先生は物語の最終場面で役柄が大きく変わるため、結末を心得た上で演じて欲しいという作者の意向で、アラン・リックマンは世界に先駆けて結末を知ることになりました。
自分のせいでネタバレしちゃうんじゃないかとずっと心配していたそうです。
結末を知っていないと出来ない役なのに、その結末を誰にも知らせないように演じるのは、とても難しそうですね。
アブソレムって?
「アリス・イン・ワンダーランド」にも登場し、最終場面で美しい蝶になった「イモムシ」です。
水タバコをふかし続けていて、そこら中を霧がかかったように真っ白にしてしまいます。
アリスに謎めいた問いかけをするという、意地悪なような、知的なような、不思議なイモムシです。
7月に日本で公開される「アリス・イン・ワンダーランド2」には蝶になった姿で登場するようです。
ベルベット・ボイスとも呼ばれていたアラン・リックマンの美声が、この作品を最後に聞けなくなるのはとても残念ですが、作品の公開が待ち遠しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
Comment
リックマンさんは結末までは知らなかったみたいですよ!
「いや、結末について話されたことは全くなくて、ごくわずかな情報を提供してくれたというだけだよ。私の助けになるようにと、彼がどのような人物であるかについての小さなヒントをもらったに過ぎない。彼の結末はこうなるとかいったことではなかったよ」(https://www.cinemacafe.net/article/2011/07/08/10895.html)
やましたたかしさん
コメントありがとうございます!
なるほど〜、ヒント程度だったとすれば、あの結末はなかなかショッキングだったでしょうね(汗)
情報ありがとうございました!