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魔女の宅急便には原作がある!ストーリーとネタバレ・感想

      2016/09/09

魔女の宅急便、略して魔女宅はかわいい魔女キキの物語ですが、映画のモチーフになった原作があることはご存知でしょうか?
映画公開後、小説の続編が出版され、全6巻の物語になっています。
キキは無事に修行を終えたのか?トンボとはその後どうなるのか?
映画では語られなかったキキの物語をご紹介します。
※アニメ映画「魔女の宅急便」・小説「魔女の宅急便」(角野栄子作)のネタバレを含みます。

小説作品の出版年とサブタイトル

角野栄子さんの小説作品を出版年代順に並べました。
サブタイトルを見ただけで内容が気になります。

1985年 魔女の宅急便
1993年 魔女の宅急便2 キキと新しい魔法
2000年 魔女の宅急便3 キキともうひとりの魔女
2004年 魔女の宅急便4 キキの恋
2007年 魔女の宅急便5 魔法のとまり木
2009年 魔女の宅急便6 それぞれの旅立ち

魔女の宅急便表紙

出典:角川書店

それぞれ、福音館書店よりハードカバーで出版された後、福音館文庫角川文庫でも出版されています。
角川文庫版は表紙イラストを変更したものもあります。

小説「魔女の宅急便」の物語

ジブリ映画の物語は、原作1巻の前半部分に映画オリジナルの物語を加えてあるようです。
原作の物語を紹介してみます。

キキはふつうの人オキノさんを父に魔女のコキリさんを母にもつ女の子です。
人間と魔女の間に生まれた女の子は10歳頃までに魔女になるかどうかを決め、魔女になると決めた場合は13歳の満月の日に修行に出るきまりになっています。

キキは空を飛ぶことだけしか覚えませんでしたが、13歳の満月の夜に修行に出て、コリコという海のそばの大きな町にやってきます。

ふるさとの町のように魔女に優しくないコリコの人たちの様子を見て、一度は心折れかけるキキでしたが、パン屋のおソノさんに出会って、もう少しここで頑張ってみようと決めます。

ほうきで空を飛ぶ、その唯一の魔法を使ってお届け物屋さんをしようと思い立ったキキですが、ほうきが壊れたりお届け物を風で飛ばしてしまったりとアクシデントもいろいろ起こります。
それでも知恵をしぼって一生懸命頑張って、1年間の修行を無事に終えることができました。

一度は両親のもとに戻ったキキですが、すぐにコリコの町が恋しくなって戻ってきます。

だんだん魔女の評判が広まってきて、「コリコの町でお届け物をしている魔女」として知られるようになったキキとジジ。
友達もできて、いろいろありながらも順調に過ごし、キキはコキリさんから「くしゃみの薬を作る魔法」を教えてもらいました。

2つの魔法が使えるようになったキキのところに、魔女の格好をした女の子がやってきます。
なんとも図々しいこの女の子ケケに振り回されるキキでしたが、その気持ちを察することができるようになって、キキ自身も成長します。

月夜の画像

出典:写真AC

とんぼさんのことが好きだと意識するようになりますが、とんぼさんは遠くの学校に通うため遠距離恋愛に…。
とんぼさんからは手紙がきますが、いつも研究している虫や生き物のことばかり、夏休みも町に帰ってこないとんぼさんのところにキキが会いに行ったりします。

魔法が弱くなってお届け物にも困るキキでしたが、父のオキノさんから「魔法が、使われることに嫌気が差して、ちょっととまり木で休んでいるんだよ」と言われ、それまで傲慢だった自分をちょっと反省したりもします。

やがて二十歳になったキキはとんぼさんから愛を告白され、その二年後に結ばれます。

第6巻はキキととんぼさんが結婚してから13年後、キキの子どもたちにも旅立ちが近づいている頃から始まります。

2人の子供のうち女の子のニニはお調子者でいつも強気ですが本当は迷いがいっぱい、でも自分も魔女になることを密かに決めています。
もう一人の男の子トトはまじめで優しい優等生ですが、魔女になりたい気持ちがあっても男の子だからなれないという理不尽さに憤慨しています。
悩みながら自分なりの「魔法」を見つけて、ニニと同じ日に旅立つことを決めます。

キキはお届け物を通じて、町の人の人生、幸せや悩み、老いや死に出会います。
そしてその出会いを大切にしています。
キキが結婚して子供を産んだ後も、町の人とのつながりは続いていて、キキの子供が旅立つ時にはたくさんの大人たちが懐かしがり、喜んでくれるのです。
キキは、すぐ怒るし拗ねるし勘違いするし調子に乗るし…だけど頑張り屋さんで優しくていつも一生懸命です。

日々の生活の中で私自身もキキと同じように感情を乱されたり、理由が分からないままイライラしたりすることがあります。
共感できるところもたくさん、そして頑張ってるキキと町の人たちに癒やされる物語です。

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キキが運んだお届け物いろいろ

小説版では物語の中にキキのお仕事が描かれているので、キキはいろんな物を運んでいます。
キキが運んだお届け物の一部をストーリーと一緒に紹介します。

運動靴
コリコの町では新年にマラソン大会を行います。
町の人は病気や怪我で歩けない人以外は全員参加。秋にもなるとみんなマラソンの練習を始めるくらいの熱の入れようです。
そんな中で、魔女に運動靴を運んでもらうと飛ぶように速く走れるという噂が立ち、毎朝キキの家の前に山のような運動靴が置かれることに。

カバ
しっぽがなくなり中心点行方不明病になってしまったカバのマルコさんをお医者さんまで運んで欲しいと頼まれたキキ。
カバって大きいんですよね。
ハンモックに乗せて、そのハンモックをほうきにひっかけて、無事に飛ぶことができました!

船+魚
魚の群れがやってきて、大漁を期待して喜んでいた漁船から、網が破れたので至急持ってきてほしい!と依頼がきます。
大きくて重い網に苦労しながら船に近づくと、空から網を投げてほしいと頼まれます。
言われるままに網を広げて投げたキキ、すると船まで網の中に入ってしまいました。
たくさんの魚と船と、魚を狙って集まった鳥たちとをひっくるめて港まで運びます。

カモメ

出典:写真AC

しあわせのベール
100年以上昔、遠い北国の娘さんが12年もかけて編み上げたという「しあわせのベール」。
夫から贈られて以来大切に持っていたそのベールを身近な女の子が結婚する時に使ってもらっている、という女性からの依頼です。
式の直前まで準備に追われていた花嫁の頭に、キキが文字通り飛んでいって、ベールをふんわりとかけた様子が話題になって、それ以来、キキの演出つきでベールを貸し出すコラボ企画が立ち上がりました(笑)

自分
コリコの町から離れたところに住んでいるモリという女の子から「町の女の子を運んでほしい」という依頼を受けます。
それはキキのことで、モリはキキと友達になりたいと言うのでした。
キキとモリは離れていても気持ちの通じるとても仲のいい友だちになります。

ジジのその後

映画では言葉が話せなくなったジジですが、小説のジジはその後どうなるのでしょう。

小説ではキキが1年の修行を終えてもジジはそのまま、魔女猫のままです。
言葉も話せますし相変わらずキキのお仕事にくっついて行ってます。
でもジジにはジジの成長があり、ふつうの猫たちの集会に出てみたり、猫の友達をつくってみたり、キキの知らないところでジジなりに世界を広げているようです。

普通の魔女は独り立ちして結婚するとき、魔女猫と別れることになっていましたが、キキはずっとジジと一緒にいることにしました。
キキが子供を産んで、ジジも結婚して子猫が生まれても、キキとジジはずっと一緒に暮らしています。

ジジの子猫ですが、なんと全部で18匹
みんな白黒水玉模様の猫ばかりでした。

まとめ

  • 小説は全6巻
  • キキはいろんな物を運んでいる
  • キキはとんぼさんと結婚した
  • ジジはキキとずっと一緒にいる
  • ジジは大家族のパパ猫になった

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最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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