物語を追いかけて

映画、ドラマ、小説のストーリー、感想、小ネタを紹介します。

*

「残穢」スピンオフドラマ「鬼談百景」第1話~第5話のネタバレ感想

      2016/09/09

ホラー映画「残穢」のスピンオフドラマ「鬼談百景」の各話について、ドラマのネタバレと原作小説との比較をしています。
※ネタバレです。ドラマ・小説をこれから観よう・読もうと思っている方はご注意下さい。

 

第1話「追い越し」

出典:松竹株式会社

出典:松竹株式会社

ネタバレ&原作
怪談好きの男女4人組は、メンバーの1人Uさんが車の免許を取って以来、深夜に心霊スポットの廃病院やトンネルを巡りドライブしていました。
その日、人家の明かりもない真っ暗な道を、黄色と白のワンピースを着た女性が1人歩いていました。
運転手のUさんはその女性を追い越しました。
全員がその女性の輪郭まで確認できるほど、スローモーションのように追い越したのです。
ですが車のスピードメーターが時速70kmであることに気付いたUさんがサイドミラーを確認すると、口元に笑いを浮かべた女が、車の脇にぴったりとくっついてきていたのでした…。

原作では、ドライブしていたのはUさんと「友達」の二人で、車は始めからかなりのスピードで走っていた、という設定でした。
また、歩いていた女性は「いかにも」な白い服でした。
まぁ、深夜真っ暗な田舎道を一人で歩いていたら、服が白かろうが赤かろうが不気味です…。

感想
写真を切り抜いたような笑顔を貼り付けたまま、ものすごいスピードで走る車の横をスーッと滑るようについてくるというシチュエーションがかなり怖かったです。
4人組が、明らかに「つくり話」と分かる話をし、自称霊感持ちみたいな女性が「さっきの霊は男の人だったよね」みたいなことを言うのが、目立ちたがりの小学生みたいでちょっと笑いました。

↑【目次】へ戻る

第2話「影男」

出典:松竹株式会社

出典:松竹株式会社

ネタバレ&原作
ある女性が孫の世話を任され、昼寝をさせながら自分もうたた寝していたところ、突然激しく窓を叩く音で目が覚めます。
音の元をたどると、庭に立つ真っ黒な人影が激しく窓を叩いていました。
近づくとその姿が消え、気のせいかと思っていると突然背後から黒い人に捕まえられ、すごい力で壁に押し付けられます。
そこへ電話が鳴り、男は消え、女性は寝ていた部屋に戻っていました。
夢かと思いましたが、鼻血が出たり押さえつけられたところが痛み、現実だったと恐怖を覚えます。
夜、帰宅した娘にそのことを話しているとき、再びあのガラスを叩く音が聞こえ、女性と娘は動けずにいました。

原作ではチャイムの音で玄関に出てみるとそこに居たという話でした。
女性が怖い体験をした後、夢だったのかと自分から笑い話にするのですが、娘と一緒に居る時に壁を叩くような音がします。
さらに娘がその話をいとこにした際も、同じ音がしたという話でした。

感想
ガラス窓を叩く音が怖かったです。
「ドンドン」っていう低い音ではなく、「バーーン!バーーン!」とかなり周囲に響くような音にされていて、ビクッとしてしまいました。
ただ居るだけでも気持ち悪いのに、いきなり攻撃してくるとか、ないわー!

↑【目次】へ戻る

第3話「どろぼう」

出典:松竹株式会社

出典:松竹株式会社

ネタバレ&原作
田舎の集落で、ある子沢山の奥さんのお腹が大きくなっていると噂になります。
女子高生のTさんは、家の中でそんな話を聞くのは嫌な気持ちでした。
さらに、奥さんのお腹が小さくなったのに赤ちゃんの姿が見えない、産んで殺したのだという噂になります。
Tさんの目にも大きかった奥さんのお腹が急にしぼんだのはわかりました。

Tさんの弟が奥さんの子供と遊んでいるところに通りかかったTさんは、その子供が「マーちゃんは溝に落ちて流されて死んだ」と言うのを聞きます。
Tさんの弟は子供に、助けを呼ばなかったのかと聞きました。
子供は「言ったよ。おぎゃーって。でもだめだった」と答えます。

Tさんは後日、奥さんに「お腹が小さくなった」と指摘します。
奥さんは「卵巣の病気だった。薬を飲んでよくなった」と答えます。
Tさんは思わず「マーちゃんは元気ですか」と尋ねますが、奥さんはにっこり笑って「元気よ」と答えるだけです。

Tさんが原作では訊けなかった
「死んだのは、マーちゃんなの、赤ちゃんなの」
という一言、ドラマでは訊きましたが「赤ちゃんかわいそう」という返事しかありませんでした。

感想
笑顔って怖いですよね。
この話に登場する奥さんが、5人も子供がいるのに若くてきれいなんですよ。
そして、お腹が大きいときも、小さくなってからも、にっこり笑うんです。ふふって。
いやいや、黒い噂が流れてるの知ってて笑ってるの?怖いから!
物語の本筋とは関係ないかもですが、道に落ちてるいちじくが二度も踏み潰されて、なんか意味ありげでした。

↑【目次】へ戻る

第4話「一緒に見ていた」

出典:松竹株式会社

出典:松竹株式会社

ネタバレ&原作
学校の廊下で地味な事務員女性に話しかけられる男性教師、彼女を無視して通り過ぎます。
そのすぐ後、女性教師の悲鳴で駆けつけてみると、事務員女性が教室で首を吊って死んでいました。

集まっていた教師たちはそれぞれ、救急車を呼びに行く、人払いをするなどと教室を出てしまい、一人残った男性教師が遺体の番をすることになります。

居たたまれず隣の教室に移動し窓から外を見ていた男性教師の背後で教室の扉が開く音がします。
背後に気配を感じ、さらに肩に手が置かれる感触が。

他の教師たちが戻るまで、死んだ事務員女性の手が肩に置かれた状態で立ち尽くしていた男性教師ですが、一人の教師が戻ってくると急に強気になって、事務員女性の手を振り払いながら遺体のある部屋へ戻っていきます。

他の教師を待つ間、原作では男性教師は教室前の廊下から校庭を眺めていたのですが、ドラマは隣の教室に移動していました。
また原作では事務員女性の「気配」と「感触」だけが描写されていましたが、ドラマでは事務員女性がゾンビっぽい描写になっていました。

感想
ドラマの男性教師が事務員の子の死に心当たりありすぎる感じで、冷たすぎる態度と言葉に、女性としてちょっとイラッときました。
そして事務員女性、ごく短時間だけど土灰色?の顔色で男性教師にかなり頑張ってつきまとうのですが、最後は手を振り払われたりして、なんか不憫でした。
かまったげてよう。

↑【目次】へ戻る

第5話「空きチャンネル」

出典:松竹株式会社

出典:松竹株式会社

ネタバレ&原作
受験勉強のためラジオでテレビの教育チャンネルを受信しようとしていたYくんは、空きチャンネルのはずの周波数で突然声を受信します。
声の主は若い女性のようで、体験談や愚痴を赤裸々に語り続けるのでした。
Yくんはつい気になって聞き入ってしまいます。
翌日友達のTくんに相談し、盗聴電波でも拾っているのではないかと言われますが、聞くのを止めることができません。
Yくんは成績も落ち様子がおかしくなってきます。
Tくんは、あの放送まだ聴いてるのかと尋ね、Yくんは、あの女やばいかも…と呟きます。
そのときTくんは、Yくんが何かに取り憑かれているという幻覚を見ます。

帰宅してTくんは、Yくんと同じようにラジオの周波数を空きチャンネルに合わせてみました。
すると雑音に混ざって、耳元で人が話しかけたようにはっきりと「ぜひ聴いてもらいたいです」
という声が聞こえ、Tくんは驚いてラジオから離れました。

翌日Tくんは、Yくんが自室で首を吊って自殺したと聞かされます。
遺書もなく動機は分からずじまいでした。

ストーリーはほぼ原作のままです。

感想
女の声も、取り憑いている何かの描写も怖いんですが、何よりもラジオから聞こえる女の話に、調子を合わせて話しかけるなどして聞き入っているYくんの姿が一番怖かった!
狂気ですね…。

↑【目次】へ戻る

関連記事
監督について・残穢についてはこちら
第6話~第10話のあらすじネタバレ・感想

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

スポンサーリンク

 - ◆映画◆, , , , , ,